気になるPC#6「Sony VAIO P」(New Ultra Moblie ?)

当記事には根拠に欠ける邪推や妄想が混入しています。
事実の確認は各自の自己責任においてお願いします。


Sony VAIO P

「ポケットスタイルPC」から「New Ultra Mobile」へ。VAIO Pが斜めどっちかの方向に進化。Sonyのメッセージが本気ならこの新型PのどこがUltra Mobileなのか。

メーカー直販サイト :Sony VAIO P

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Appleがうらやましぃぃぃ~

くて、たまらない。……ように見えてしまったのが第一印象だった。

「うちだってAppleみたいにお洒落なデバイスでユーザーをむっちゃ囲い込みたいねん。」

というSonyの欲が物凄く前面に押し出されていた。

2010/05/25から開始するという「My Sony Club」といい、わざわざ「PC」という言葉を外して、変に期待を持たせたティザー広告といい、この新型PのPS3、PSP、Xperiaとの連携機能といい、とにかく目立ったのは「お洒落さをアピールしたい」ことと「もっと囲い込みたい」ことだった。


どこが Ultra Mobile なのか

次に目立ったのはやはり追加機能である、加速度センサー、地磁気センサー、画面側のタッチパッドとクリックボタン。

こちらもApple(iPad, iPhone)というか、まぁ、もうちょっと範囲を広げてSmartPhoneの購買層に訴えかけたい気満々の方向性。

つまり、SonyとしてはこのVAIO Pは最小の置き型ノートPCではなく、MID(Mobile Internet Device)やSmartPhoneなどの持ち型デバイスの上級機であると言いたいようなのである。
Fujitsu FMV-BIBLO LOOX U

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Onkyo BX
も仲間だろうか。)

ちょっと、疑問なのはそこまでやるならなぜタッチパネルを装備して来なかったんだろう?ということだ。

解像度か?サイズの問題か?

また、画面に付けたポインティングデバイスも生かすなら、いっそ画面を360度開いて、キーボードを逆に折りたためる位のことをやっても良かったのではないか?


PCとしてみても進化はしている

実はこのカテゴリーはPCとしての進化を訴求しづらい状況にある。

主要パーツであるCPU・チップセット周りがほとんど変わっていないからだ。

AtomZシリーズが鳴り物入りで登場して以降、CPUクロック周波数の向上は多少したものの、それだけだったのだ。

今回は7月以降の出荷と遅れるが、CPUクロック周波数の向上以外に、GPUクロック周波数も向上となった。

製造プロセスに差は無いため、消費電力面で苦しい方向であるが、バッテリーの大容量化や他のパーツの省電力化などもあって、バッテリー駆動時間はカタログ数値で1.5倍程度と結構飛躍的に向上した。

重量は微増だが本当に「微」のレベルだ。

この最上位のCPUとGPUを選択すると価格が高くてビックリするのだが、従来型で選択できた構成と同じような構成にするとハッキリと価格も下がっている。

SSDも従来型では64GB辺り¥10,000。つまり、128GBと256GBの差額は¥20,000だったのだが、新型では¥15,000となった。
(ただし、64GBSSDは従来型よりアクセス速度に劣るものとなったので要注意。それでもHDDよりは速いが。)

キーボードも配置をより標準的なものに近づけた。

地道な進化への努力を怠っているわけではないのだ。


しかし、キャラクターがボヤけてきた

機能・性能的にはそれなりに頑張って向上させた感じなのに、なんとなくしっくりこないのはやはり広告やアピールの方向性について、本体の特性とずれがあるためだと思う。

気になるPC#2,3「Sony VAIO P, VAIO X」にも書いたが、VAIO P登場以降、より小さなデバイスもいくつか登場して、正直、手持ちデバイスとしてはVAIO Pは少々大き過ぎる部類であることが分かってきた。むしろ、タッチタイプ可能な最小ノートPCとして際立つ存在になった。と筆者は思っているのだが、この大きさのままで「Ultra Mobile」と言い始めてしまった。「PC」ではなくなってしまった。

MIDやSmartPhoneに敵意剥き出しな今回の売り方ではどうしてもこのコンパクトなはずのサイズが大きめに感じられてしまう。

Sonyとしては「Mobileとして最適なサイズ」だそうだが、かなり大きな手でないと片手で握るように持つことはできないから、手に持ったまま移動できるようなMobileではないと思うのだが。


まともに打てる最小のキーボードがピンチ

次の飛躍のチャンスはOakTrail。よりフットプリントを縮小でき、GPU性能も向上。消費電力もより小さくなる。

本来ならこれを期待としたいところだが、今回の売りたい方向性を見ていると、この次のモデルではより小さくされる危険性がある。

ここで「可能性」ではなく「危険性」としたのは、タッチタイプ可能な最小のキーボードが失われてしまうからだ。

さすがにこれ以上の小型化でまともなキーボードは望めないだろう。できればより小さいモデルは別立てにして欲しいところだ。

バリエーションを絞りたいのであれば、気になるPC#2,3「Sony VAIO P, VAIO X」にも書いたが、むしろ、VAIO Pは縦横比16:9の画面を採用して、その分の本体サイズ拡大は妥協して、Sony VAIO X

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を吸収する形でも良いのではないだろうか?

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[記事作成日: 2010-05-15] ※誤記訂正のみの更新等は含みません

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