Bluetoothキーボードを買ってみた


気が付いたら、2012年はブログに何も残していないという。思いついたように2011年の記事に追記などしてみたが、新規記事はこれが今年最初で最後なんだろうなぁ。

さて、Bluetooth接続のキーボードを買ってみたのだが、お馬鹿な失敗があったので、その忘備録です。あと、ちょっとした、いや、ちょっともしないノウハウ。


買ってみたのはELECOMのTK-FBP037BKとTK-FBP037SV。BKはブラック、SVはシルバーで色違いの同型2つです。元々は、これと同じ型で専用のUSB無線通信モジュールが付属しているTK-FDP021シリーズを気に掛けていました。

何故、このシリーズなのか。それは、コンパクトなポインティングデバイス付きキーボードでまとも、かつ、リーズナブルな価格の製品がこれしか無いからです。

筆者は現在、IBMのUSB Travel Keyboard UltraNav付きを使用しているのですが、これが元々1万円を軽く超えるというバカ高い製品です。でも、これしか自分の求める製品が無かったので、スペアとして同じ型の製品をもう一つLenovoから購入したのですが、これがちょっと残念なクオリティダウンをしていて、キーボードに変な引っ掛かりがあったのです。しばらく我慢して使っていればこなれて来るかなと思っていたのですが、結局は古いIBMの方に戻って、Lenovoの方はストック化しました。

そうこうしているうちに、タッチパッドの左クリックのメンブレンスイッチが破けて戻ってこなくなるという状況に陥りました。こんなところ一箇所の故障で使い勝手が大きく損なわれるのも悔しく、柔らかく固まる接着剤など流し込んでみたりして補修を試みたが満足の行く結果にはならず。結局、ストック化していたLenovoのタッチパッド部分だけをIBMに移植して凌ぎました。

それと同時に、このKeyboardでは、左クリックボタンは2箇所あるので、もう一箇所の方をなるべく使うようにして故障した箇所の負担を減らそうと試みたのですが、この時点で自分の方が機械に合わせようとしている本末転倒状態。

そして、ゆくゆくはこの型から離れなければならないという認識を強くしたのです。


でも、後継として候補にできる製品が本当に無い。タッチパッド付きのキーボードは、揃いも揃ってタッチパッドの設置場所がおかしい製品ばかり。

例えば、キーボードの右側にタッチパッドが付いている製品。これでは、マウスのようにポインティングデバイスが別個にならずに一体化していて面倒が少ないという利点しかありません。ライトユースが狙いだからその場所なんだということは理解できます。でも、筆者的にはホームポジションから大きく離れなければいけない時点でNGです。それに、クリックボタンも右手でしなきゃいけないの?タッチパッドでクリックボタンまで右手操作じゃタッチパッドそのものの操作性もさらにダウンです。本当にリビングなどで使うライトユース向け。

そして、スペースキーの下側に付いている製品では、こぞってキーボードの配置が変態だったり、キータッチが酷かったり。タッチパッドのセンターラインがホームポジションより左側にずれていたりという散々なありさま。

どのポインティングデバイス付きキーボードも、一つとしてノートPCと同レベルの操作性すら実現してくれていない。

そこで、高いけどもう一つ同じ型を購入しようかとも考えました。Lenovoの方はとっくに同型の販売は止めていて、タッチパッドの付かない、スティックポインターだけが付いた製品になってしまいます。IBMの方が細々と販売を続けていたのですが、これがやっぱり高い!どこかで、在庫処分とかで安くなったりしないかな、と、価格動向をしばらく見ていたら下がるどころか上がって、しかも、店舗数が減少してきた。終わった……。


で、TK-FDP021、TK-FBP037シリーズになるわけですが、このキーボードは元々店頭でフィーリングはチェックしていて、手放しでは喜べないけど、それほど悪くないということは分かっていました。

ASUSのネットブックに搭載されているキーボードとサイズや配列がそっくりで、なんで[/]キーが標準より大きくなっていて、その隣りの[\]キーが小さくなっているのか理解に苦しむところ(どちらも標準サイズで収まるのに)まで一緒だったりします。

そして、キーピッチが17.4mmと標準ピッチである19.05mmよりも大分小さい。

個人的には18mm辺りが打ち易いかなぁと思っていますが、所有しているVAIO Pが16.5mmで、それに近いフィーリングになるので良しとします。キータッチもVAIO Pより安っぽい感じはするけど近い感じ。

そして、ポインティングデバイスはトラックボールがキーボード右上に、クリックボタンがキーボード左上に設置されています。このような配置のキーボードは他の製品にもあったりしますが、ここでキーピッチの小さいこの製品が生きてきます。

ホームポジションからの移動量が少ない!

コンパクトであることの良さをヒシヒシと感じる瞬間です。もう標準ピッチにこだわる時代は終わったな、と思います。いや、元々筆者は標準ピッチは日本人にはちょっと大き過ぎるんじゃないかという論を展開していたのですが、複数のキーボードを扱う場合はなるべく操作性が揃っていた方が好ましいので、そういう意味では標準ピッチが一番製品が多く、操作性を合わせ易かった。

でも、もうキー配列自体が標準っていったい何?って思うほど製品によってマチマチだし、もう、時代の流れによる変化は諦めて、今このとき、ある程度操作性を統一できれば良いや、って妥協するしかありません。


TK-FDP021は送料も考慮すると3,000円台前半辺り。TK-FBP037は4,000円ほどで推移していたのですが、やってくれました。ELECOM本家がOUTLETでTK-FBP037SVを1,554円、TK-FBP037BKを1,869円に。

PCに接続することを考えると別途BluetoothアダプタがPC側に必要になるのですが、この値段なら飛び込んでも良いかも!それでも、一日悩んでいた自分がエライ小物であることが分かろうというものですが、一日経ってもまだ在庫が切れていなかった。

で、Bluetoothアダプタはちょっとお高かったので、他から購入することにして(^^ゞ、SVとBKを1枚ずつ購入。

届いてきて、とりあえず、動作確認をして置こうかと思い、BKを取り出し、電池をセット。PC側にもBluetoothアダプタをセットして、いざペアリング、……、って何も認識しませんがな。

BluetoothアダプタはVer. 4.0対応でV3.0+EDR、2.1、2.0、1.2にも対応と明記されています。

確かに、筆者はまだBluetoothに対する理解が浅いので、何か間違っているのかもしれない……。うーん、一応SVの方も試してみるか、って一瞬で認識された!えっ、嘘、BK初期不良ですか~い?

Bluetoothアダプタも2つ購入していたので、入れ替えたりしてみる。状況は変わらない。そうだ、他の機器は?手持ちのBluetooth対応機器で試そうとしたが、BKもSVも認識しない。後になって分かったことで、当然のことなんだがVer. 3.0は2009年策定のものでそれより前の機器がVer. 3.0に対応しているわけが無いのであった。チャンチャン。

そうこうしているうちに今度はSVも認識しなくなってしまった。えぇ~っ、両方初期不良?いや、あり得ないでしょ。イキナリ文鎮化ですかい?不良だって言って送るにしても送料はこちら持ちだし、面倒だから泣き寝入りした方がマシかな、なんて思いまで頭をよぎる。

でも、ちょっと気になった。SVは最初は認識していたのだ。で、BKが認識しないもんでキーを適当にガシャガシャ叩いていたりしていた。ふと、キーボードを見る。[F1]に無線のマーク。これ、キーボードからの無線ON/OFFだったりする?[Fn]+[F1]キーを押してみる……、わぁ、BKが認識されたぁ!えええぇ!?

ちなみに、現在、ペアリング完了したBKから打ち込んでいますが、今[Fn]+[F1]キーを押してもキーは打てる状態のまま。どういうことなんだろう?で、SVの方も多分キーを適当に押しているうちに[Fn]+[F1]を押してしまったのだろうと、もう一度押すと、やっぱり復活。

結果、どちらも良品でした。お粗末。

てなわけで、頭の固いオッサンは忘備録として残して置くわけですよ。

さて、しばらく使ってみて若干残念な点が。それは、やっぱり、ポインティングデバイスとカーソル移動等に関連するキーが遠く離れているという点にある。

筆者が良くする操作として、ブラウザでリンクをクリックしてから、表示されたページを[PgDn]という流れ。このとき、このキーボードではキーボード上部のトラックボールとクリックボタンを操作してから、キーボード下部の[Ctrl]、[Fn]キーや矢印キー押下という操作になるので、手の移動量が多くてスムーズでないのだ。

でも、実を言うと、この辺がスムーズな製品ってほとんど無い。そもそも、キーボードそのものが矢印キーは下部に、[Home][End][PgUp][PgDn]は上部に分かれてしまっている製品の方が主流だったりする。コンパクトなキーボードではこれがどちらも下部に纏められたりするが、[Fn]キーとの併用が必要になる。でも、[Fn]キー併用でも、纏まっている方が良いなぁ。慣れない人も居るかもしれないけど。

でも、両手をバンと置くと全体を覆えてしまうほどコンパクトなキーボードだから、大げさな手の移動は不要。妥協の範囲かも。

できれば、これにまともなタッチパッドがまともな場所に設置された製品が欲しいなぁ。チラッ。USB有線タイプとかもあると良いなぁ。チラッ。


最後に一つだけノウハウと言えるほどのものではありませんが。

このキーボードのトラックボールは非常に小さくて軽いです。操作に対して非常に敏感で、コンパネのマウスを開いて、速度を調整して使っている人も多いかと思います。但し、他のポインティングデバイスと併用したりする場合は、他のポインティングデバイスが異様に遅くなってしまうので、この辺の調整は厄介です。

まぁ、速度はある程度慣れが解決してくれる部分でもあります。筆者は最初こそ速度調整をしましたが、結局、最速の一つ下という元々の速度に戻して、爆速に慣れるようにしました。指を置き直すことなくWUXGA(1920x1200)の画面を動き回れるのもなかなか爽快なものです。

それとは別にこのトラックボールで困ることは、小さくて軽いがために、指を離すときにカーソルがぶれてしまうというところにあります。

つまり、狙ったところにカーソルを移動して、そこで指を離すと、カーソルがずれてしまったりするのです。指がカサカサに乾燥しているときは良いでしょうけど、少しでも湿り気があると、もう駄目。

そこで、ノウハウ。指を離さずに、むしろ、その指でトラックボールを押さえ付けてしまうのです。その方がカーソルが安定します。押さえ付けたままクリック。クリックがすんだらカーソルがずれても問題ないので指を離す。これで、過敏なトラックボールでも問題無しです。

!この文字が見える場合、コピペされています(ブラウザ非対応でも見えます)! from Gradual Improvement (dodoit.info)

[記事作成日: 2012-12-24] ※誤記訂正のみの更新等は含みません

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