そのタブレットの画面縦横比おかしくないですか?


TVやPCの画面縦横比はほとんど16:9に一本化されてしまったのに、タブレットやスマートフォンなどの小型デバイスでは少なくとも解像度だけを見る限り16:9ではない製品が多いように見受けられるがそれってなんでだろう?


16:9ではない理由ってなんだろう?

ノートPCの世界ですら、作業しづらくなったという声が少なくなかったはずなのに、映像がフルに見られるという名目だけでほとんどの製品が16:9になってしまっています。

一方、タブレットPCでは800x480やら1024x600やら1280x800やら1920x1200やら、解像度だけを見ると16:9ではない製品が異様に多い。

より小型なタブレットPCやスマートフォンの方が映像をフルに表示したい需要が大きいのではないかと思っているのですが、どうもそれとは違う動きを続けています。

筆者は一時、AndroidOSの制御領域(「戻る」アイコンとか「ホーム」アイコンとかの表示)に取られる分を勘案しているのかと思ってました。でも、どうやら事態は筆者が思っているほど高尚なものではなさそうな気がしてきました。


画素は正方形だと思い込んでいませんか?

液晶モジュールについて調べていて、こんな製品にぶち当たりました。7.0インチ 800x480 WVGA解像度で有効表示領域が154.8mm×85.92mmという製品です。

7.0インチでWVGAと言えば、通常152.4mm×91.44mmとなる製品が一般的です。これはドットピッチ0.1905mmの正方形画素で構成されるとこのような値になるのですが、上記の製品では正方形画素ではないということになります。

そこで、ふと思い付くのは解像度は据え置きだけど画面縦横比としては16:9にしているのではないか? ということです。でも、計算してみると16:9よりか少し横長になってしまいます。

筆者はまだ詳しく調べられていないので現時点ではこの程度のネタしか提供できないのですが、このような正方形でない画素というのは実は小型の液晶モジュールでは結構よく見られるものです。

筆者はノートPCを中心に調べてきましたが、少なくとも10.1インチ、8.9インチでは正方形ではない画素の存在を確認できています。そして、これは推測になってしまいますが、7.0インチ WVGAには恐らく上記以外のサイズの長方形画素の製品もある(あった)ものと思われます。その有効表示領域は151.2mm×93.6mm。これまた16:9でもなければ16:10でもありません。


これらの製品を掴んでしまうと悲惨なことに

調査が浅いので必ずしもそうとは言い切れないのですが、ほとんどのソフトウェア開発者は最終的な画面表示の縦横比までは計算に入れていません。(計算しようがないかもしれません)

正方形画素であることを前提に、解像度を元にして縦横比を推定するケースがほとんどだと思われます。

すると、正方形画素ではない製品を掴んでしまったらどうなるか?

あらゆる表示が潰れるか、引き伸ばされるかした状態で見せられることになります。最大化表示ではもちろん、ホーム画面のアイコンなど全ての表示でです。

今のところ、正方形画素ではないLCDモジュールについて、ユーザー側の利点は見当たりません。かと言って、生産者側の利点もコストやその他の要因が優先されているということ以外の理由が思い付きません。恐らく、こういった製品を出すようなメーカーは「全く気にしていない」んじゃないかと思います。気が付く人も、気にする人も、比率的には少ないですし、たいていこういうのは売り切り商売ですから買った方も「失敗した」で済んでしまうんでしょうね。きっと。

でも、できれば筆者はそんな製品掴みたくないです。かといって、きっちり仕様を正確に公表してくれているようなタブレットメーカーなんて果たしてあるものか……

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[記事作成日: 2013-09-14] ※誤記訂正のみの更新等は含みません

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