コンピューティングデバイスの分類


機能が固定化されていない、汎用性のある身近なコンピューティングデバイスについて、分類を簡単に記しておきます。


身近なコンピューティングデバイスの分類
画面の大きさポインティングデバイス
スマートフォン小(3~8インチ程度)タッチスクリーン主体
タブレットPC小~中(5~11インチ程度)
ノートPC中(8~17インチ程度)製品によりけり
オールインワンPC中~大(15~27インチ程度)
スティックPC別付けのため自由別付け(付属する場合もあり)
デスクトップPC

スマートフォン

携帯電話とパソコンが融合した可搬性に優れたモバイルデバイス。「スマホ」と略されて呼ばれる。

他のコンピューティングデバイスと大きく異なる点は、

  • 片手で持って使うスタイルを第一に考えられていること
  • 縦方向に長い状態で持って通話ができるようにスピーカーとマイクが配置されていること
  • 長時間バッテリーが持つように消費電力も性能も抑えられていること(製品によっては逸脱するケースもあり)

特に、6インチ辺りではタブレットPCとの違いが分かりづらくなっていますが、スマートフォンは片手持ちが前提のため、縦持ちしたときの横幅には特に気を使われています。

例えば、タブレットPCでは画面縦横比が16:10となる製品が数多くありますが、スマートフォンではほとんどが16:9と、より縦に長く、横幅は狭くなるように設計されています。

安価なタブレットPCではSIMが挿せませんが、スマートフォンではSIMが挿さること前提です。

ただし、SIMフリーのスマートフォンでは、SIMを挿さなくとも通話やWWAN通信以外の機能は使えるのが普通です。

ですので、SIMフリーのスマートフォンをタブレットPCのように使うことは可能です。

(ここでのスマートフォンはキャリア縛りのあるものを想定していませんので、ご注意ください)


タブレットPC

タッチスクリーン付きの画面と一体になった、PCとして使用できる最小限の機能をまとめた板状のコンピューティングデバイス。「スレート」(型とかPCとか)と呼ばれることもある。

仕様によってはスマートフォンよりも低機能で成立するため、いわゆるパソコン的に使えるデバイスでは最廉価にできるのがタブレットPCとなる。

安価なタブレットPCではWiFi接続が基本とされ、SIMのスロットは用意されない。

無線LANアクセスができて、通話が不要な環境であれば、安価にPC的な環境を手に入れられる。

例えば直接インターネット通信はスマホに任せて、タブレットPCはWiFiでスマホに接続することで、スマホでは存在しない大画面を手に入れるなんて使用形態も考えられる。

逆に大きめのスマホに一本化した方がスマートという場合もあるので、そのへんは人によりけり、ケースバイケース。


Bluetooth接続のキーボードやマウスを使用して、ノートPC的な使い方もできなくもないが、拡張性は決して高くないので注意が必要。

例えば、USBは本体には1つしか接続できない機種が多く、複数の機器を使いたければバスパワー補充タイプのUSBハブが必要。

なんでも無線で接続すれば良いや、って思うかもしれないが、状況によってはコンフリクトが起こって思うように動かなくなるケースも発生しやすい。

ストレージの拡張もメモリカードを1つ挿せるくらいのものだから、HDDのような大容量は望むべくもない。

最近ではMicroSDXCでも200GBなんていう大容量の製品が出てきたが、端的に言って高い。


多くを望み始めると途端に、高くつくし、スマートでなくなるので、苦労して、いろんな周辺機器を取り揃えるくらいだったら、ノートPCを購入した方がスマートに収まる。


いろんな意味で中途半端感が漂っているため、流通は減少気味。

しかし、画面を縦にしても使えることは強み。

例えば、10.1インチで画面縦横比16:10のタブレットPCを縦にして使用すると、17.3インチのノートPCよりも若干縦幅が大きくなるので、縦長で作業したい場合にはノートPCより便利になる可能性も秘めている。


ノートPC

キーボードやタッチパッドなどの入力系統も完備して、一つの筐体で一つのPCとして完結しているクラムシェル型と呼ばれる従来からあるノートPCと、キーボード部分が分離してタブレットPCとしても使用できる2 in 1型の二種類に大別される。


キーボードの使用頻度が低い使用方法であるならば、軽量なタブレットスタイルで使用できる2 in 1型の方が向いているといえるが、それ以外のケースで2 in 1タイプが優位になれるケースはあまり多くはない。

要するに、2 in 1型は、専用のキーボード付き画面保護シートが標準添付されているタブレットだと思ってしまっても差し支えない。

キーボード側の方にも追加バッテリーや追加ストレージ、追加拡張端子などを装備して高付加価値を謳う製品もあるが、常に合体した状態で使うのであればクラムシェル型の方がスマートであるのに変わりはない。


ただ、クラムシェル型の方が旧態依然とした製品が多いのが問題。PCを廃れさせている元凶。

バカの一つ覚えみたいに画面縦横比16:9の製品ばかり。タッチスクリーンとか付けると価格と重量がバカみたいに跳ね上がる。なのに、キーボードの質を落としたり、配置を適当に変えたり、タッチパッドの質も落としてクリックボタンすら一体型にしたり省いたりというPCのメリットをまとめてドブに捨てているようなクソ機種が多い。(おっと、言葉が過ぎましたか)

なので、より洗練されたPCが欲しくなると2 in 1タイプの方が選択肢が多くなるという矛盾。


ちなみに2 in 1でキーボードがBluetooth接続方式のものだと、キーボードのバッテリーが忘れた頃に無くなったり、運が悪いと無線干渉により入力の確実性が劣る場合があるので注意。キーボードそのものが柔いものも多く、平面机の上以外では作業性が著しくダウンする。画面角度の選択肢が制限され、画面後方に画面を支える機構が飛び出す構造のものもあるので、その場合は後方にスペースを要する。また、2 in 1は分離できちゃうので、ケンジントンロックのような盗難防止ワイヤーを取り付けられる穴が無い(細かいことだが)。

また、高性能な2 in 1はタブレット側に冷却ファンが付いちゃったりするので、これもどうなんだろう? って感じ。


本来はこんな使い方は想定されていないのだろうが、布団に寝そべってキーボード打つなら、ファンレスのクラムシェル型に限る。


オールインワンPC

デカいタブレットPCみたいなもんだが据え置き型となり、タッチスクリーンの装着率はそれほど高くない。特に大画面の製品ではコスト的にもUI的にもメリットが少なくデメリットが多いので、採用されない。(デカい画面のタッチは疲れるので)

元々は、デスクトップPCをノートPC用のパーツで作れば軽く小さくできるから、画面の後ろにポンと付ければ場所取らなくなるしスマートでお洒落で良いよね、っての発端。


別の見方をすると、クラムシェル型ノートPCの画面をデカくすると、キーボード面が無駄に大きくなるから、キーボードやマウスを別物にしましょう、というスタンスの、ノートPCとデスクトップPCの間の子。


最近はノートPCとデスクトップPCの性能差が少なくなってきているので、デカい画面が欲しいがスペースがあまり無いという人には向いているかもしれない。


スティックPC

成り立ちとしては画面の無いタブレットPCのような感じ。画面やキーボード、マウスなどの入力機器が別に必要になるが、本体が極小さく軽くて、価格も安いのが美点。デカいUSBメモリみたいな外観でUSBではなくHDMI端子がにょっきり出ているので、それを画面に繋いで使用する。

性能や拡張性も安いタブレットPC並。でも、最近は安いタブレットPCでもそれなりの性能を持っていたりするので、古いXP機しか持っていない人だったりすると、スティックPCでも性能アップになったりする。

ただ、ストレージ容量は大きくするのが難しい。

あと、物によっては冷却不足を起こして極端に遅くなったり(発熱を抑えるように動作を遅くする制御がされる)、ハングアップしたりする場合もあるので、製品選びは慎重に。


デスクトップPC

本体、画面、キーボード、マウスなどがそれぞれ別体になっているPCの一番古い形態。

汎用性の高い部品で組まれていることが多く、拡張性が高く、性能も高くしやすいのが美点。

もちろん、安い製品は性能は高くない。

PC関連の性能はどれだけ排熱をスムーズにできるかってところが上限だったりすので、高性能を目指し始めると、自ずとこの形態を取らざるを得ない。


一方、性能を必要としないなら、ノートPCやタブレットPCのパーツを使って超小型化できるじゃない、というスタンスの製品もあり、こちらは『ミニPC』などと呼ばれたりする。

小さいと弁当箱サイズ以下に出来たりして、本体が邪魔にならないデスクトップPCという製品も結構ある。が、その場合、性能や拡張性もそれ相応に落ちる。

それでも、スティックPCよりかはストレージ増量がしやすかったりと微妙にメリットもあるので、好みで選択すれば良い。

別個に選択する必要はあるが、好きな画面、好きなキーボードが既にあるのだったら、オールインワンPCを無理して買うようりも良い選択になり得る。

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[記事作成日: 2015-11-11] ※誤記訂正のみの更新等は含みません

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