ARMは「クアッドコア」としか書かれていなかったらだいたいCortex-A7


タブレットPCの分野でIntel Atom Z3735Fが幅を利かせているとしたら、スマートフォンの分野ではARM クアッドコアがエラい幅を利かせている。


ARM系SoC採用のスマートフォンはスペックを濁しているケースが多く、単純に「クアッドコア」としか書いていないことも多い。

コアそのものにも性能に違いがあるものなのに、その重要な点を明記していないのだ。

確かに「クアッド」と書けば、4コアだから、シングルコアやデュアルコアよりかは期待できる。

でも、同じクアッドコアでもピンからキリまで当然のようにある。


細かい各社の製品というのはおいておいて、単純にARMが用意しているコアとしてもCortex-A7、Cortex-A9、Cortex-A12、Cortex-A15、Cortex-A17、Cortex-A53、Cortex-A57、Cortex-A72、Cortex-A35とこんなにある。

「big.LITTLE」なんていう、高性能で高消費電力なデカいコアと、低性能で性消費電力な小さいコアを組み合わせて切り替えて運用するなんて制御方法もあるくらいで、上記コアも「big」に使われるものと「LITTLE」に使わるものとがあるのだ。


ただ、売りになるポイントだったら明記するのが普通。

明記していないのは、明記したところで売りにならないから、ってだけだったりする。

つまりは、明記していないもののほとんどは低性能な「LITTLE」タイプのコアのもの。

低性能だが、低消費電力でバッテリーの持ちが良くなるし、小さいコアだから安いので、コスト的にも採用しやすい。

多くを望まなければ、それほど悪くないところまでこちらの分野も進化してきている。


つまり、安いスマートフォンではARM Cortex-A7コアを4コア搭載したSoCが主流となる。クロックはだいたい1.2GHzか1.3GHzといったところ。

そして、これらはほぼ28nm世代の製品。


Intelを除く他社のCPUなりSoCは28nm世代の次で壁にぶち当たっているため、28nmでの量産数が異様に多い。(本当は20nm世代があるのだが、普及機には浸透していない)

その次はFin-FET型の16/14nm世代がもうしばらくしたら来るので、安いスマートフォンも、もう2年くらいしたら、Cortex-A35のクアッドコアが当たり前の時代になってくるのかもしれない。

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[記事作成日: 2015-11-21] ※誤記訂正のみの更新等は含みません

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