MAZDA AZ-1 1993

AZ-1は友人の購入したクルマ。よく酔います。

1993年 AZ-1 5MT (MAZDA autozam)

友人知人のクルマImpression第1弾のAZ-1です。

強烈ですね。筆者の廻りは変わったクルマ選びをする人が多いです。このクルマは「異端」をキーワードとしていただけあって、特徴だらけです。必要性あるの?って思うところまで普通じゃない(・・;)。

AZ-1の異端な数々

  • ガルウィングドア
    カモメの翼のような格好で開くドアです。余りに低い全高と高いサイドシルゆえにアクセス性を確保するにはガルウィングしかなかったらしい。けど、実物見ると話題性優先のような気がしなくもない。天井まで回りこむドアは天井部の剛性を落とし、補強を必要とする。また、開閉の構造物(ヒンジ,ダンパー等)が天井部に来る。そのためヘッドクリアランスの確保が難しく、また、重心が高くなってしまう。当時、ライバルとしてBeatCuppuccinoが存在したが、その中で、一番乗員をいじめるストイックなレイアウトを持っていた割りには詰めが甘い。しかしこれは、当時の軽自動車規格の中では限界だったかも知れない。今なら拡がった幅を生かしてサイドシルの幅を広げて低くし、通常のドアで行けるかも知れない。全高ももっと落とせるかも。
  • Tバールーフ
    ガルウィングドアの形状のせいでこうならざるを得ないのですが、天井はガラスになってます。ヘッドクリアランス確保の狙いがあるようです。が、究極に狭い車内にガラスサンルーフはちょっと日が出ただけで酷いほどの温室状態になります。また、折角のガラスに黒色ドットプリントしてしまっていて、景色もまともに見られません。せめて、スモークガラスにして欲しかったんだけど。
  • リアミッドシップエンジン
    MR-2・MR-S・NSX・Beat等と同様のレイアウト。Actyもだろとか言わないように。理論的には重量物が重心の中心に近い所にあるというのは、遠い所にあるよりモーメントが小さくなるので、例えば回答性が良くなる等の利点がある。が、エンジンと人間という2大重量物をどうレイアウトするかというのは結構難しい問題で、実際にはリアエンジンじゃないの?って程エンジンが後方に配置されてしまっていたりする。それでいて、運転スペースにはフロントタイヤハウスが大きく干渉して、ペダルレイアウトが窮屈になっていたりする。で、リアヘビーの傾向にあったりする。現在の技術レベルではフロントミッドシップのFRの方がバランスが取れそうな感じだ。
  • チケットウィンドウ
    窓が小さいのです。ドアの設計上、窓を格納するスペースが無いのと、ドアガラスを3次曲面にしている都合上、わずか高さ15cm幅40cm程度の小さな窓が開くのみです。しかも、設置位置がドアの後側なので、手を伸ばしづらいこと。また、手の伸ばせる範囲が限定されるので、停車位置の精度を高める必要があり運転技術を問われます。失敗したら、ドアを開けてやりとりする、と。当然、パワーウィンドウなんて付いていません。付いていたら勿体無さ過ぎ。
  • トランクが無い
    Beatでも苦労してお情け程度のトランクを用意していましたが、このクルマは潔くトランクがありません。車体後部は全てエンジンルームです。おっと、ボンネット内部には物置スペースがありますね。でも、隔離はされ切っていないので、雨が降ったら濡れますね。
  • 助手席は固定
    いっそのこと、1シーターで出せば良かったのにって気がしないでもない。シートスライド機構はそれだけで高さを要求されるものなので、全高の低いクルマでは付けたくないってのもありますけどね。運転席には付いているし。ちなみに固定位置は運転席設計位置より後方に設置してドライバーの視界を妨げないような設定になっているのだとか。
  • ペダルレイアウトきちきち
    ミッドシップレイアウトのため、乗員レイアウトは前方に寄せられます。そのため、フロントのタイヤハウスが大きく張り出しているわけですが、もともと幅の狭い軽自動車ですから、もうABCペダル(Accel,Break,Crach)の間隔が狭いの何の。人によっては裸足でも干渉しますね。逆にヒール&トゥの最もやりやすいクルマになってます。というかトゥ&トゥになるんですけど。
  • バケットシート
    筆者程度の体格で既に腰がはまり切らずに浮いてしまうという、極狭のバケットシート。サポート性能も良いと言えるほどではない。フレームを樹脂製にする等、軽量化へのこだわりも見せる。でも、強度を必要とするところを樹脂製にする場合はよほど設計をうまくやらないと軽量化にもならないし、コストが上がるだけだね。
  • 楽しい流用部品
    余りに「異端」な設計のため、独自部品も多いのですが、そればかりではコストがとんでもなくなってしまいますので、流用できるところは流用しまくりです。Alto,Roadster,Festiva,RX-7等々。苦労がしのばれます。が、販売目標台数大幅未達により、149.8万円のクルマ1台作るのに700万円掛かったと言われています。Mazdaで一番高価なクルマだったのかも。
  • スペアタイヤが車内に
    あるんです。カバー付きで。シートの後ろに若干スペースがあるもので。ちなみに、そのスペースの下は燃料タンク。はっ!全高を下げることばかり考えずにセンタータンクレイアウトを採用すれば、もっとバランス取れていたかも。これのお陰でエンジンがより後方へ行ってしまっているのだし。

Impression

このクルマの走りの狙いはかなり達成されていると思います。キーワードは「ゴーカート」。まさに、公道を走るゴーカートです。終わり。ってくらいこの言葉で説明がつきます。でも、公道でゴーカートは結構怖いです。周りのクルマが全て大きな壁のように見えてきます。だって、普通のセダンタイプのクルマから見て屋根が見えちゃうクルマなんてそうそう無いですよ。

エンジンのレスポンスが良く、軽々吹き上がると言うほどではないけど車体の設計、走りの狙いと相まって、低速グネグネ道がとっても得意。お陰で、前後左右に強烈なGが発生しまくりで即酔えます。(筆者は自分で運転していても酔える人です。いや、自分の運転に酔っているのではなくて、気持ち悪くなります。)

このクルマに乗っていると、よく他車に挑発されます。猫がネズミを見つけたかのように?いや、犬がゴキブリを見つけたかのように?「こいつには絶対勝てる」とか思っているんでしょうねぇ。のんびり走りたくてもすぐ煽られるし。神経使うクルマです。いろいろな意味で。

やっぱり、クルマの殆どいないグネグネのワインディングで一番真価を発揮するクルマですかねぇ。その意味では大変「広島」オリエンテッドなクルマですね。広島では海から走っても2分で山道ですからね(ここは「玄関開けたら2分でごはん」のノリで)。まわりにいじめられることを除けば悪いクルマではないですよ。シティコミュータとしても使えないことはないので、ラテンのノリで乗れる良いクルマです。経済性も悪くないですし。

Specification 660SC RM+ABS 7CVT
項目単位コメント
全 長x幅x高mm3295x1395x1150現在のクルマには無い全高の低さ
ホイールベースmm2235 
トレッド 前/後mm1200/1195太めのタイヤに対応
室内 長x幅x高mm910x1150x965ピラーの張り出しが大きい!
ロールバー付きのよう
最低地上高mm135 
車両重量kg720CappuccinoとBeatの中間
最小回転半径4.7フロントにエンジンは無いのに小回りは苦手
10・15モード燃費km/l18.4最高25km/lとか
エンジン型式F6A 
エンジン種類直3DOHC-Turboドッカン系ターボ
内径 x 行程mm65.0x66.0 
総排気量cc657 
圧縮比8.3 
最高出力ps/rpm64/6500 
最大トルクkg-m/rpm8.7/4000 
燃料/タンク容量lレギュラー/30 
タイヤサイズ155/65R13 

[記事作成日: 2002-04-11]

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