アイソレーション流行の功罪

チクレットタイプ、浮石型などとも呼ばれます。

2009年頃から流行して、近年のノートPCでは当たり前のように搭載されるアイソレーションタイプのキーボード。しかし、この流行はキーボードの質をよりバラつかせてしまいました。

アイソレーション キーボードの特長

そもそも、アイソレーションタイプの先駆者は、ユーザーに対して数々のメリットを謳っていました。

  • 隙間をフレームで埋めている、かつ、キートップの形状から爪が引っ掛かりにくい
  • 隙間にゴミが落ちにくい
  • フレームがハニカム構造のようになっていて、かつ、本体の筐体と強結されているため剛性が高い(撓まない)
  • 新しくて、おしゃれ(これは主観にもよると思いますが)

キーボードは打ちやすくなって、しかもオシャレ。つまりはユーザーにとって良いことずくめだよね。というのがメーカーの主張でした。

アイソレーション キーボードの短所

ところが、もちろん良いことづくめというわけではありません。

メーカーにとって、もっとも嫌がるコストの増大。しかも、キーボード面を外して、筐体内部にアクセスするといった形態を取れなくなるため、PC本体の設計から見直さなければなりませんでした。

後続のメーカーは上記の特長を潰してまで似て非なるアイソレーション キーボードを搭載してきました。

  • 隙間は埋めるけど、本体と強結まではしない

とか、酷いものになると

  • キートップの形状をそれっぽく変えただけ

なんてものもありました。

そこまで行くと上記の特長など全て吹っ飛んでしまい、ただ、打ちづらく改悪されたキーボードとなってしまいました。

ワールドワイドで展開しているPCメーカーにとっては国によって異なるキーボードを作らざるを得ないため、隙間を埋めるだけでもバリエーションが増えてしまってコスト増要因となってしまうのです。

メーカーはキーボードが大嫌い

そこへ来て、昨今のタブレットの流行です。PCにとってキーボードはコスト増大の諸悪の根源、おじゃま虫。そう考えていそうなメーカーも多々あります。

上記のようにキートップの形状をそれっぽく変えただけという、ただの改悪で乗り切ろうとしたメーカーはシェアを急速に落としてしまい、隙間を埋めるということはやるようになりました。

しかし、こんどはフレームのバリエーションを極力減らそうと、キーボードの配列に手を加えました。

その結果、特に日本のような絶対数が多く出ないキーボードでは[ ] ]キーと[Enter]キーが同じ枠の中にあったり、なぜか[/]キーが大きくて[\]キーが小さい(どちらも標準的な大きさで収まるはずなのに)とか言った変態配列をゴリ押しされるようになってしまいました。

本体と強結して剛性確保なんてちゃんと続けているメーカーもほとんどありません。

パッと見、ちゃんとしてそうなキーボードでも触れてみるとあまりにへなへなでビックリということも稀にあります。

それが、キーボードに定評のあるメーカーであっても、製品によってそういうこともあるので要注意です。

良いキーボードはより良くなっている

全てのキーボードが退化しているわけではありません。

アイソレーションを踏襲しながら、さらにキー形状を工夫するなど、さらに使い勝手を良くしたキーボードも存在します。

良いアイソレーション キーボードは従来型の良いキーボードよりも良い使い勝手を感じることができます。進歩していないわけではありません。

しかしながら、キーボードの良し悪しの格差はアイソレーションタイプの流行によって確実に広がってしまったといえます。キーボードを多用する方はハズレを引かないように注意しなければなりません。

[記事作成日: 2013-10-07]

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