レイアウト(配列)

ノートPCでは「これが標準だ!」というような配列がありません。そして、昨今ではキーボード軽視の傾向があるのか、メーカーによっても機種によっても配列がバラバラだったりします。

OADG準拠キーボード

まずは、基本形の配列を見ていただきましょう。

OADG準拠キーボード配列

デスクトップPCでも採用例が減ってきている配列です。やはり、多くの人がマウスを右に置くのに、右側に大きく幅を取るこの配列がいつまでも主流ではいられないのでしょう。

それ以前に、そもそも幅を取り過ぎるというのもあるかもしれません。

標準ピッチでこの配列を構成するとキーボード全体の幅は少なくとも440mm程度になってしまいます。とても、ノートPCに搭載できる幅ではありません。

そこで、ノートPCでは配列を工夫して幅を抑えるわけです。

画像を色分けしているのは、大まかにどのように配置が変更されるかを表すためです。

  • 主要キーであり、ここの配列を弄られることは殆ど無い。(稀にあるのが怖いですが)
  • 比較的主要なキーであり、配列を変更されることは滅多に無いが、幅を狭められたりすることは良くある。
  • この塊はまず間違いなく配列を変更され、ここの幅は確実に圧縮される。
  • このエリアにが配置されるのが殆どで、この辺りの配置の工夫で使い勝手も変わってくる。
  • 筐体の大きさに余裕のあるサイズではそのまま搭載されるケースが多い。

テンキー付きキーボード

10キー付きキーボード配列
※ この配列はあくまでも一例です。

標準ピッチで構成すると380mm程度の幅を要するので、特に15.6インチ以上のサイズで採用されやすい配列です。

場合によってはテンキーの部分のピッチが若干狭められていたり、4列ではなく3列になっている場合もあるかもしれません。

テンキーの塊はほんの少しだけですが離されて配置されるケースが多いです。[Back space]キーや[Enter]キーを押下する際の誤操作防止と思われます。

数値入力の多い作業ではテンキーの存在はありがたいものですが、ホームポジションは本体の左側に大きくズレてしまうため、画面と正対しにくいのが難点です。

テンキー無しキーボード

ノートPCキーボード配列
※ この配列はあくまでも一例です。

標準ピッチで構成すると300mm程度〜の幅を要します。だいたい13.3インチ以上のサイズでは標準ピッチで構成できるものと思われますが、デザイン等との兼ね合いもあります。

それ未満のサイズになると、画面が小さくても縁取りを大きく取っている機種では本体が大きいので標準ピッチでも収まる場合があります。

収まらない場合は、一部のキーを狭くするか、全体的に縮小するか、あるいはその両方を行うかして本体に収めることになります。

ところで、この例では最下段のキー縦幅を他よりも大きく取っています。これは、カーソルキーの配列にも拠るのですが、キーボードモジュールとして長方形と保ちたいと考えているメーカーが多く、その結果、このように縦に伸ばされるようです。

長方形に拘る理由はもちろんコストです。

モバイルキーボード

モバイルキーボード配列
※ この配列はあくまでも一例です。

より小型なノートPCになると、全体縮小、一部キーの省略、幅の縮小、配列変更など、様々な技を駆使して本体に収められることになります。

上の画像は実例ではありませんが、あらゆる手を尽くした例として作成してみました。

まずはキーピッチの縮小。キーボード全体を一律の割合で小さくすることができます。しかし、あまり小さくし過ぎると使い勝手が大きく損なわれます。そこで、主要なキーに対しては極力小さくしないようにすることが多いです。

主要キーから外れるキーは幅を狭められたり、配置を移動されたりします。上の画像はちょっと極端な例で[半角/全角]キーが上に移動されていたり、矢印キーの[↑]がShiftキーの隣りにめり込んでいたりします。

近年では11.6インチ未満の超小型モバイルノートPCは壊滅状態ですので、ここまでやられることは殆どありませんが、タブレットが流行する以前ではそれなりにあった配列パターンです。

ちょっと大きさを比較してみましょうか。

モバイルキーボード配列
※ この配列はあくまでも一例です。

例ではモバイルキーボードの主要キーのキーピッチを16mmと設定して作成しています。

この例では220mm程度〜の本体に収まるようになります。

Enterの右側に1列あるキーボード

Enterの右側に1列あるキーボード配列
※ この配列はあくまでも一例です。

14インチで良く見られる配列です。標準ピッチのキーボードを収めても、まだ幅に余裕がある。でも、テンキーが収められるほどではない。そんなサイズの製品で採用されやすい配列です。

理屈は分からなくはないのですが、この配列の使い勝手が良いと思う人がどれだけ居るのかちょっと疑問です。

まあ、特に日本語配列のキーボードだと、その欠点が助長されるのかと思いますが、比較的派手なアクションを起こす制御キーを固めてしまうのはどうかと。

[Back space]キーを押そうとして[Home]キーを押してしまったり、[Enter]キーを押そうとして[PgUp]キーを押してしまったりといった誤操作が頻発しそうです。

そうでなくても[Home][End][PgUp][PgDn]キーを押したいときにサッと押せるようになるのにどれだけの慣れを要するのか。

マウスのホイール使うから良いよって思う人は良いのかもしれませんが、そんな人はそもそもキーボードの配列なんて気にしませんよね。

キーボードに拘る人には使いづらい配列なのではないかと個人的に思うのですが、いかがでしょう。

英語配列キーボード

英語配列キーボード配列
※ この配列はあくまでも一例です。

最後に英語配列のキーボードについて触れておきましょう。

カナという概念が無いので、カナの部分を抜きにして日本語配列キーボードと比較してみますと、

  • Shift押下時も含めて、同じ配列、同じ大きさ
  • Shift押下時の文字が異なるが、同じ配列、同じ大きさ
  • 配列が異なる、または、大きさが異なる。

漢字関連のキーが無くなりますので、キー配列には余裕がでます。

ローマ字かな変換を常用している方は、漢字の切り替えだけなんとかできればこの配列でも使用できそうですね。

この配列の美点は[Enter]キー。縦には狭いのですが、横に長く、ホームポジションに手を置いた状態で届きやすいという利点があります。

[Space]キー[Back space]キーも大きくて押しやすそうです。

日本語配列キーボードはグローバルで見ると数の出ないバリエーションを増加させるコスト削減の邪魔者だったりしますので、漢字変換の部分で不都合なく対処ができるようになるのであれば、どこかのタイミングで英語配列キーボードに合流してしまっても良いのかもしれません。

今のところ、まだ、日本国内においては日本語配列が主流ですので、英語配列の方が価格が高かったりしますが。

あと、英語配列の方も若干変わっているものがあるようで、逆に[Enter]キーの形や配置が日本語配列のものと同じになっている製品も見かけたりします。

[記事作成日: 2013-10-07]

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