AMD K6-2+
AMDのSocket7救世主AMD K6-2 (Chomper Extended)の0.18µm&L2Cache128KB追加版。
AMDとしては早々にDuronに移行したいって思いもあったのかもしれませんが、VIAの圧力も噂されてましたね。VIAに脅されたのか知らないけど、モバイル専用ってことになってます。Socket7でSocket370を叩くような真似したら、ChipSet作ってやらんぞ!って感じ? 結局、VIAなんてろくなChipSet作ってないし、Socket7からも早々に撤退してるし。せめて、Cylix3のSocket7版くらい出しとけよな。For VIA。
話が脱線しましたが、これ。いいCPUですよ。発熱は少ないし、動作は機敏だし。整数演算に限って言えばCeleron 700MHz相当ですからね。(550MHz駆動時)ただ、やっぱり今となってはビジネス向けなんでしょうね。
出来ることなら、K6-3+欲しい。高くて手が出ないけど(Athlon 1.2GHzが手に入る)。
自作機
AMD K6-2+ 500MHz
(定格100x5.0v2.0 最高105x5.5v2.1 常用100x5.0v1.9)
久しぶりに買ったCPUはもしかしたらもう出ないかもと慌てて買ったK6-2+。でも、ブームになっちゃって、かなりの間出回ってました。\9,980も出すくらいだったら、もう少し待って、\13,800でK6-3+にすればよかった!でも、あせってたし。(^^ゞ
やっぱ、OnDieCacheの威力は強いな~、と思う反面エンコード速度の向上は期待ほどではなかった。といっても、K6-2 333MHzに比べれば1.5倍は早くなったが。
今の時代ではビジネス向きの感が強いが、そういう用途では全く不満が無いCPU。1クラス上のCeleronに引けを取らないので、例えば、K6-2+ 500MHzならビジネス用途に限れば、Celeron 600MHz位に考えちゃっていいかとも思うので、ノートパソコンで型落ちのK6-2+搭載機を狙うのも悪くない選択かと(体感とベンチマークの結果から述べたもので責任は持てません)。それより、大半のK6-2+搭載ノートが超ローエンドで、液晶がSVGAになっている方が気になる。
低電圧駆動特性
K6-2+の低電圧駆動特性は凄いです。マザーボードで出力可能な最低電圧1.3Vにおいて400MHzでのOSの起動に成功しました。しかも、ファンレスです。ただし、DVD再生中に固まりましたが。350MHzならば、DVD再生(負荷平均75%)しても全く安定しています。ただし、年中で一番寒い時期での話です。夏は分かりません。データシートによると、低電圧版K6-2E+がPowerNow!により450MHz1.7V~200MHz1.4V間で動作するようです。特性は似たり寄ったりだと思いますので、安定性をとって1.4Vで駆動することにしましょうか。350MHz1.5VでTDP7.5Wとのことですから、1.4V駆動は推定6.5W程度。これはいいです!ちょっとしたAV用の静音PCに。電気代を抑えたい自宅サーバに。
考えてみれば、同じ0.18µmプロセスで作られたCeleron(Coppermine)は1.5Vからスタートしましたね。高クロックを目指さなければそんなに驚くほどの低電圧ではないのですね。測定条件 110x5.0v2.0w19.5で測定
Processor AMD K6 550.93MHz[AuthenticAMD family 5 model D step 4]
OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 1テスト項目 結果 1MHz当たり 1W当たり Integer 30,607 55.56 1,570 Float 19,124 34.71 981
低消費電力チャレンジ
【CPU】 K6-2+500 -> 100 x 3.0 1.3V 【M/B】 GIGABYTE GA-5AX Ver5.2 【Mem】 SD-RAM PC-133 256MB -> 100MHz CL2 【クーラー】 ファンレス 【HDD】 TOSHIBA MK6021GAS 60GB 4200rpm 【光学】 なし 【VGA】 SuperGrace?? Rage Mobility-P 4MB AGP 【Sound】 なし 【LAN】 Corega FEtherPCI-BLK 【PCI】 なし 【Pow】 Procaseに付属の60W ACアダプタ 【OS】 FreeBSD 7.0RC2 アイドル 11W カーネルコンパイル時最大 18W