TOYOTA CAMRY 1982
初代FF CAMRY。筆者をクルマにのめりこませたきっかけとなるクルマです。
TOYOTA FF初代 CAMRY は1982年に登場し、筆者がクルマにのめり込むきっかけになったクルマです。
その広さ、車内の明るさ、スタイリング。インテリジェンスをビシバシ感じます。
この頃、FRからFFへ主流が移る変革期で、FFの売りは広さと広さをアピールするクルマが次々と出た頃です。
欧州のスタンダードといわれた、ホイールベース2600mmのFF車。ほぼ同クラスのCORONAはFRで2500mmでした。しかも、室内空間はCROWN並、全長は4400mmとCORONAより短く、トランク容量もVDAで456L。CD(空気抵抗係数)も0.37と優秀。
なにより、カチッとしたスタイリングと青基調のインテリアがすぐに乗り物酔いを起こす筆者に「このクルマだったら、喜んで乗れる!」と思わせてくれました。
1990年 PRIMERAが華々しくパッケージをアピールしていましたが、8年前に世に出たCAMRYに対して、進歩したようには感じられませんでした。同じ全長に2550mmのホイールベース。室内も狭ければ、トランク容量もVDAで440L。CDは向上してるけど、スラントノーズはCDに有効ってのは分かるけど、車両感覚のつかみ易さはどうするの? って感じ。
もっとも、CAMRYの方はモデルチェンジする毎にパッケージングが退化しているんだけども。
結局、所有はしていないのですが、学生の頃、友人が乗っていたので、助手席や後席で堪能させていただきました。また、車検の代車で運転させていただきました。想像どおりの素晴らしいクルマでした。
その後、時代はバブルへ。せせこましい部屋にゴテゴテと豪華っぽく装備したクルマが大流行してしまい、自分の思惑とは違う方向へ行ってしまい、皆クルマはどうあるべきかちっとも分かってないって思ってました。それで、自動車メーカーに就職したんですけどね。
最近になってようやっと筆者の思っている方向に向かってきました。もうとっくに、自動車メーカーにはいないんですけどね。項目 単位 値 コメント 全 長x幅x高 mm 4400x1690x1395 今のカローラに近いですね ホイールベース mm 2600 今のカローラと同数値 トレッド 前/後 mm 1465/1420 リヤトレッドが狭いのは当時の事情が想像されます 室内 長x幅x高 mm 1825x1415x1160 リヤシートリクライニング機能の無い他グレードは室内長1875mm 最低地上高 mm 160 当時の道路事情を物語る? 車両重量 kg 1045 これもほぼ今のカローラ 最小回転半径 m 5.3 2000ccクラスの水準ですね 10モード燃費 km/l 12.2 ここがSpec上一番古さを感じる部分 エンジン型式 − 2S エンジン種類 − 直4OHC-EFI 電子制御燃料噴射に高級感を感じた頃 内径 x 行程 mm 84.0x90.0 標準的 総排気量 cc 1995 圧縮比 − 8.7 低! 最高出力 ps/rpm 120/5400 実用に徹した作り 最大トルク kg-m/rpm 17.6/4000 今なら1800ccの数値ですね 燃料/タンク容量 l レギュラー/55 タイヤサイズ − 185/70R13 13インチ!