Ford FESTIVA 1988
初代Festivaは我が家で初めての乗用車。
1988年 初代 FESTIVA FF1.3SOHC CANVASTOP 3AT (FORD)(MAZDAのOEM)。Autorama(オートラマ)とかいうブランド? ディーラーでしたね。
家で初めての乗用車は姉の通学用(バブル)。初心者ということもあって中古のエントリーカーって話だったのに、あれやだこれやだダダこねまくりで新車に。安いのを探したが、安いのは本当に安っぽちい。免許の取れない年齢でありながら既に自動車雑誌で耳年増の筆者は一寸高いけどFESTIVAを推した。当時のエントリークラスで小さいけどマットウだったのはこれだけだった。
当時のFF2代目FAMILIAを小型化した感じ。ただ小さくしたのではなく、車高を上げ、幅を余り狭くしなかったことで、パッケージング的には超優良だった。が、このクルマはそれだけではなかった。
納車後6ヶ月の点検時に前後両方のウオッシャータンクに電解液らしきものを入れられ、知らずに使用してあちこち塗装が剥げたり、右直事故で中破したりと、散々な目にあったFESTIVAは1993年11月、なんと6年落ちで筆者が占有して使用することになりました。
引き取った時は、いつ止まってもおかしくないような凄いポンコツぶりでした。ウインカーに連動してランプ類の照度が変わる。タイヤはひび割れ&スリップサイン。3速ATなのに1 → 3に変速する。
引き取ってから、クルマ好きの方々の協力を得ながら、修理。そしてタイヤをインチアップ(165/70R12 → 165/65R13)。解体屋でGT-X用のサスとシートを買って取り付けた。ら、激変。
ハンドリングが非常に素直になって、コーナリングが超安定。初めて走りが楽しいものだと、気付かされました。よく山道飛ばしに行ったもの。新車にスイッチするまでのつなぎのつもりが、そのまま続投になりました。
エンジンはトルクフルながらもパワーは無いので、加速は遅いです。というか、筆者は燃費コンシャスなので、加減速は極力しません。コーナーでも減速しなくて行けるのです。
前を行くクルマに気味の悪い思いをさせたようです。「ストレートで引き離したはずなのにコーナーを抜けるとすぐ後にいる」って。
燃費は唯一の不満点だったのですが、滑りの多いロックアップ無しの3速ATで、引き取った当初は10km/l程度だったのが、平均13.5km/l、最高16.2km/lまで改善したのだからまあ上出来でしょう。
近年、コンパクトカーは車高を高めて人気を集めていますが、あのVitzのパッケージングに勝るとも劣らないクルマが10年以上前に出ているのですから、偉いです。
旅行に引越しにと大活躍でした。
でも、実は多分にHONDAの初代CITYの影響を感じられます。元祖はCITYだったんです。
クルマそのものが凄く楽しく感じられたのはこのクルマに乗っていたときでした。キャンバストップ全開にして田舎道、山道をクルージング。今の環境ではとても味わえない爽快感でした。
9年目の車検の時に主に経済的理由から友人の知人に譲りました。約68,000kmでした。ありがとうFESTIVA。願わくば、エンジンもゴキゲンで5速MTのGT-X CANVASTOPにも乗ってみたかったです。項目 単位 値 コメント 全 長x幅x高 mm 3570x1605x1515 キャンバストップ無しは全高1460mm ホイールベース mm 2295 短っ! トレッド 前/後 mm 1400/1385 結構ワイド 室内 長x幅x高 mm ? かなり広かった 最低地上高 mm 160 調査中 車両重量 kg 790 PLEOより軽いぞ 最小回転半径 m 4.4 小回り楽々 10モード燃費 km/l 13.6 良くは無かったはず エンジン型式 − B3 エンジン種類 − 直4OHC チョークがあったんだよ〜ん 内径 x 行程 mm 71.0x83.6 トルク型 総排気量 cc 1323 余裕の排気量 圧縮比 − ? 調査中 最高出力 ps/rpm 64/5500 PLEOより軽快 最大トルク kg-m/rpm 10.4/3500 PLEOより軽快 燃料/タンク容量 l レギュラー/38 タイヤサイズ − 165/70R12