MITSUBISHI LANCER 1989

ランサー史上唯一の5ドアセダン。パッケージに優れたクルマでしたが・・・・・・

LANCER SX SALOON-X 1.5i

1989年 LANCER FF1.5SOHC SX SALOON-X 1.5i 4AT (MITSUBISHI)
親の使用していたSTARLET VANが約7年約70,000kmをもって廃車に。新車は乗用車にしようということで、またもや耳年増な筆者が首を突っ込んでしまいました。

仕事に使用することも前提でのクルマ選び。といっても、仕事で作っている部品は小型化されてVANやWAGONに固執する必要は無い。

親のSEDANに対する憧れもあって、筆者的には当時最も気になっていた、Individual 4Door GALANTを推したいところだったが、経済的な理由もあってカローラクラスにシフト。
本当はFESTIVAを買ったところでLASER 3HBを買う気でいたらしいけど、点検で酷い事された上にしらを切られ、しつこい呼ばわりされて縁を切りました。少なくとも2台分の新車&点検を棒に振った馬鹿なディーラー。まあ、そのお陰で、筆者は楽しいクルマ選びができたものです。

候補車はこんな感じ

HONDAの候補車が無いけど、当時のHONDAは高くて値引きも少なくてこだわりのある人しか買えなかった。ディーラーも近寄り難い雰囲気が。

SUBARUはLEGACY登場前の売れるものが無い時代。SUZUKI・DAIHATSUは該当車無し。ISUZUは乗用車撤退間近で修理費馬鹿高。

で、上記5台のBattleと相成りました。
LANCERは候補車の中で一番パッケージングが優れていた。高めの車高がもたらす必要十分+αの車内。リアシートはダブルフォールディング(当時は非常に少なかった)出来てWAGONのように使えた。ただ、グレード展開に難があって、4ATが欲しいと思うと必然的にECT-MULTI(電子制御燃料噴射)になって車重が1,010kgと重量税のランクが上がってしまうのだった。しかし、約1tのクルマを73psのキャブレターに3ATでは心許無く、致し方無かった。

MIRAGEの4SDにすれば同じグレードで価格も安くて1t切るって言ったのに、なぜ取り合ってくれなかったんだろう。スタイルが気に入らなかったのかな?

結局、MIRAGEとの差であるリア周りが便利だったのは確か。その反面、不具合もリア周りに集中。雨漏りが酷くて、ハッチゲートを伝ってコンビネーションランプに水が溜まり、ラゲッジの中に流れ込むというもの。このモデルには多い不具合だったようで、ディーラーは慌てもせずに修理。でも、直ってない。挙句の果てには、「ラゲッジに水抜き穴を開けました」だと。雨が降るたびにラゲッジが濡れるのに変わりは無い。リアのウオッシャーが出なくなったりもした。

1996年久しぶりに実家で居候生活。LANCERの具合が悪いと言うことで、様子を見たらエアフィルターがオイルまみれ。PCVバルブが固着してうまく働かなかったようで、インテーク周辺を大掃除。したら、テスト走行でアイドリングが2,000rpmを超えていてビックリ。アイドル不調の度に燃料増量調節でお茶を濁していたらしい。アクセルから足を離しているのに60km/h巡航するクルマは初体験でした。

この掃除の時に馬鹿やってディストリビュータの端子を磨耗させてしまったのですが、雨漏りの件もあり、エンジン不調の連続ということもあり、安心して乗れないということで廃車となりました。約8年約80,000kmでした。

Specification 1500 SX SALOON-Xi 4AT
項目単位コメント
全 長x幅x高mm4235x1670x1405当時のクラスでは一回り大きめ
ホイールベースmm2455フィットと5mm差
トレッド 前/後mm1430/1430 
室内 長x幅x高mm1770x1380x1155数値より実感重視型
最低地上高mm155 
車両重量kg1020MIRAGEなら1000kgだったのに
最小回転半径5.0当時のクラスでは小回り効かない方
10モード燃費km/l11.2効率悪いね〜
エンジン型式4G15 
エンジン種類直4OHC-ECI 
内径 x 行程mm75.5x82.0常識的
総排気量cc14681500目いっぱいではない
圧縮比9.4そんなに低くないのに効率悪
最高出力ps/rpm82/5500キャブ仕様は73/5500
最大トルクkg-m/rpm12.6/3000実用重視。キャブ仕様は11.9/3500
燃料/タンク容量lレギュラー/50 
タイヤサイズ175/70R13クラスの標準

2001-10-12

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