SUZUKI CERVO 1991
初めてのマイカー。しかし、不遇なクルマにしてしまいました。 僅か2,3年で落ちてきた貼り天井は残念。 素材は悪くなかったんだけども……。
1990年 CERVO MODE 3HB FF660SOHC12VALVE M 5MT (SUZUKI)
バブルです。 自分のクルマがどうしても欲しくて、つい。
親のクルマは仕事に使うし、姉のクルマは気分的に嫌。 何より、常に借りれるかどうか確認しなくてはならないのが辛い。 ふらっと、クラゲることのできるクルマが欲しかったのです。 しかも、燃費の良い。
当時の燃費チャンピオンは軽自動車。 維持費も安くて学生の身分でも何とか所有できる。 5速マニュアルは燃費のために必須。 マニュアルの運転にも興味があった。 免許を取る1年前にSTARLETが廃車になって以来、家の車はオートマになってしまったから。
候補車はこんな感じ
- SUZUKI CERVO MODE 3HB
5HBとの価格差は2万円。それさえケチってしまったのは失敗でした。 - MITSUBISHI MINICA TOPPO
MINICAは上級グレードでないと5MTにならないので、全車5MTのTOPPOが候補に。 - SUBARU REX 3HB
こちらもケチって3HB。VIVIOになる直前のモデル末期でした。
この他のモデルは全て上級グレードにならないと5MTにならず、予算オーバーでした。
TOPPOは大変魅力的な空間を持っていましたが、やや価格が高く、装備も貧弱、燃費も悪め、40psと馬力も不安、シートが平板で小さいと、総合で落とさざるを得ませんでした。
REXはやはり広い室内が魅力でカラーリングも好み。 しかし、シフトストロークが長く、5速に入れるときに膝に当たるという大欠点がネックに。 効率面から660ccで4気筒は相応しくないとも思った。
CERVO MODEは狭いものの上品で、装備も良く、価格も最安、10mode19.0km/lは最良、52ps5.7kgmは最強、シフトストロークが短くシフトしやすい。空間以外の全ての面で優れていた。
マイナーチェンジ間近の在庫一掃を狙っていたみたいだが、ベジタブルグリーンという1%も選ばれたかどうか分からないカラーを選択したために新規受注になったようだ。 当然、この色はマイナーチェンジでカタログから落とされたので、非常に希少になった。
燃費は最低15km/l最高25km/l。 遠乗りではまず20km/lは堅い。
ノンパワステでハンドルが重く、リアサスが簡単に跳ねるのはいただけなかった。
不遇なクルマで、所有2年目で通学先の都合で下宿することになり、実家で保管。 翌年にはSUZUKIとは別の自動車メーカに就職してしまった。(こそっと5ヶ月ほど使用したが) FESTIVAに乗るようになったため、再び実家で保管。 所有7年目で自動車メーカを退職し、実家に戻ってきたが、2台所有状態になりあまりかまってやれず。 FESTIVAを知人の友人に譲って占有状態になったが、都内に一人暮らしを始めてまたも実家で保管。 8年目に都落ちして駐車場を借りて使用したが、僅か3ヶ月でマフラーがもげた。 直せばいいじゃんって程度の話なのだが、直せば4万円近い出費。 車両本体価格は73万円ですよ。 しかも、張り天井が落ちてきていたり、タイヤ交換も間近。 交通の厳しい首都圏では危険過ぎる弱い足回り。 とことん直すか、新車を買うかで悩みました。
1998年10月に軽自動車の規格が変わって一斉に新型が出た影響もあって新車を選んでしまいました。 約8年約27,000kmという短い走行距離で地方の友人に引き取ってもらいました。 今でも、元気に走っているようです。
ちょっとした違いでまだ使用していた可能性もあると思うんですよ。 ターボのシートが自分の体にはジャストフィットなので解体屋で探したのだけれど、見つかったのはフレームが曲がっていたり、血痕がついていたりで、シート交換が出来ませんでした。 できていたら、もしかしたら。 2万円高くても5HBを選んでいれば。 とっとと足回り強化していれば。 張り天井が落ちてこなければ。
自分がきっちり管理できてなかったのが悪いんだけど、ディーラーが保険の期限切れを通知してくれなくて、親も気付かず、12等級まで上がった自動車保険がパーになってしまいました。 新車買うときに発覚したんだけれど。 一寸、SUZUKIディーラーに対する信頼感が無くなりました。
項目 | 単位 | 値 | コメント |
---|---|---|---|
全 長x幅x高 | mm | 3295x1395x1390 | もっと全高低いかと思っていた |
ホイールベース | mm | 2335 | 当時の軽最長 |
トレッド 前/後 | mm | 1220/1200 | 目いっぱい外出ししてます |
室内 長x幅x高 | mm | 1710x1205x1165 | 数値ほど広く感じない |
最低地上高 | mm | 145 | |
車両重量 | kg | 620 | 軽くて良いね〜 |
最小回転半径 | m | 4.6 | ノンパワステでもあり鈍重な印象 |
10モード燃費 | km/l | 19.0 | これを超えることは楽勝だった |
エンジン型式 | − | F6A | |
エンジン種類 | − | 直3OHC4Valve | イッチョマエにマルチバルブ |
内径 x 行程 | mm | 65.0x66.0 | 常識的 |
総排気量 | cc | 657 | |
圧縮比 | − | 10.5 | 今でも十分高い方 |
最高出力 | ps/rpm | 52/7000 | 感覚的には6000rpmがいいとこ |
最大トルク | kg-m/rpm | 5.7/4500 | 当時の軽としては実用重視。 |
燃料/タンク容量 | l | レギュラー/30 | 1回の満タンで500kmは堅い |
タイヤサイズ | − | 155/70R12 | 最安グレードなのに155とは |
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