K6-2はWindows2000で運用すべし
一般的にWindows9x系(95,98,me等)よりもWindowsNT系(NT4,2000,XP等)の方が演算速度が向上しますが、K6-2の場合、その傾向が顕著に現れるようです。大量のメモリとWindows2000でまだまだK6-2も現役って感じでしょうか。
Cerelon300A(450MHz駆動)による演算速度の比較
完全に同一のハード構成ではないのであくまで参考値ですが、演算速度に関しては余りハード構成の影響を受けないので傾向はつかめると思います。
100x4.5で測定 | Windows98 | Windows2000 | 向上率 |
---|---|---|---|
整数演算 | 18,130 | 20,563 | 13.4% |
浮動小数点演算 | 19,052 | 20,486 | 7.5% |
K6-2-333MHz(385MHz駆動)による演算速度の比較
Cerelonに比較して、向上率が高いのが分かります。
110x3.5で測定 | Windows98 | Windows2000 | 向上率 |
---|---|---|---|
整数演算 | 18,227 | 21,556 | 18.3% |
浮動小数点演算 | 11,641 | 13,354 | 14.7% |
K6-2+500MHz(578MHz駆動)による演算速度の比較
K6-2+もK6-2と同じ傾向にあると言えます。
105x5.5で測定 | Windows98 | Windows2000 | 向上率 |
---|---|---|---|
整数演算 | 28,025 | 32,918 | 17.5% |
浮動小数点演算 | 17,893 | 20,213 | 13.0% |
K6シリーズはPentium3/Cerelonシリーズに比較して整数演算が速く、浮動小数点演算が遅いため、ゲーム等の用途よりも、Office等のビジネスアプリケーションに向いていると言えます。
K6-2+を578MHzで駆動した時のWindows2000での整数演算はWindows98のPentium3-800MHzマシンに匹敵します。
勿論、整数演算が全てではないのですが、お仕事マシンとしてK6シリーズ&Windows2000の組み合わせはよりもうちょっと信頼できそうじゃないですか。