MAZDA RX-7 (FC) 199?
2代目RX-7はGT志向のスポーツカー。和製ポルシェなんて言われてました。
199?年 RX-7 654x2RE GT 5MT (MAZDA)
友人知人のクルマImpression第7弾です。
ちょっと年式もグレードもよく分かりませんが、2代目前期型RX-7。型式でFCと良く呼ばれています。
和製ポルシェとか、プアマンズポルシェとか言われていましたが、初代とは打って変わってGT(GlandTouring)を志向したクルマとなっています。車重の増加でそうせざるを得なかったのかもしれませんが。
RX-7(FC)の特徴
- ロータリーターボエンジン
排気量アップとターボでどんどん大型スポーツ寄りにシフト。FAIRLADY Zと比較されるほどに。パワーも最終的に200PSをオーバー。 - フロントミッドシップ
初代から続くレイアウト。エンジンそのものは確かにフロントミッドシップ。ターボゆえに補機類が多くフロントオーバハングにはみ出して、苦労を忍ばせる。でも、リアバンパー直前にスペアタイアを立てるのは一寸おざなり?
Impression
筆者には全く縁の無いクルマだったのですが、皆さん走りの為には大枚叩くのですね。中古車でしたが、内装剥ぐは、リアシート取る(今でも違反になるんだっけ?)は、その他略でどんどんと走り屋グルマに。
200PS近い本格スポーツカーなんて、もっと近寄り難いものかと思ってましたが、意外に普通でした。なにより、インパネの雰囲気が当時筆者の乗っていたFESTIVAにそっくりだったので親近感が湧きましたね。
筆者が運転する限りは何でもない普通のクルマです。乗る人が乗れば豪快なスポーツカーなんですけどね。助手席にいる分には即酔えます。
ノーズは相変わらず長いのですが、初代ほどのダイナミックな旋回は感じられません。クルマ全体のボリューム感が増して、バランスが取れたかもしれませんね。
エンジンはかなりフレキシブルで、筆者のケチケチ燃費運転にも十分耐えてくれます。しかしながら、燃費は最高でも10km/lに達しなかったと思います。相変わらず回転落ちが悪いですね。ロータリーは。
項目 | 単位 | 値 | コメント |
---|---|---|---|
全 長x幅x高 | mm | 4310x1690x1270 | あまり現在と差が無い |
ホイールベース | mm | 2430 | 同上 |
トレッド 前/後 | mm | 1450 / 1440 | 今となっては狭さを感じる |
室内 長x幅x高 | mm | ? x ? x ? | 調査中 |
最低地上高 | mm | ? | 調査中 |
車両重量 | kg | 1260 | |
最小回転半径 | m | ? | 調査中 |
10モード燃費 | km/l | ? | 調査中 |
エンジン型式 | − | 13B | Turbo |
エンジン種類 | − | 2ローター | |
内径 x 行程 | mm | − | レシプロエンジンじゃないので |
総排気量 | cc | 1308 | 654cc x 2 |
圧縮比 | − | 調査中 | |
最高出力 | ps/rpm | 185/6500 | 今ではどうってこと無いのかなぁ |
最大トルク | kg-m/rpm | 25.0/3500 | |
燃料/タンク容量 | l | ?/63 | 調査中 |
タイヤサイズ | − | 205/60R15 |
思い出話
所有者さんが弄り倒していた車体だったため、トラブルの思い出が印象強く残っています。
若いというかバカい感じですが、150Wだったか200Wだったか大出力のカーオーディオ組んだと自慢する一方で、バッテリーに軽自動車用の容量の一番少ないものを搭載するという、やってはイケないレベルのカスタマイズ。
その歪は1000Km以上にも及ぶ帰省の中間地点でトラブルという悲惨な形で発覚しました。
そう、バッテリー上がりです。しかも、深夜1:30。吹田SAで休憩のためにエンジン停止。それが最後でした。
夜間走行が続いていたためにランプ類の電力消費とオーディオの電力消費でバッテリーの容量を食い潰してしまったのでしょう。
親切なインテグラ乗りのお方に電力分けて貰ったりしましたが、FCのエンジン始動より前にインテグラ側をエンストさせてしまったりして再始動は困難な状況に。
ガソリンスタンドは6:00まで開店せず、結局JAFを呼ばせていただくハメになりました。
JAF持参の強力バッテリーでFCのエンジン始動は出来たのですが、所有者さんはこの一連の出来事でお疲れになってしまったようで、アイドリングのまま寝ようとしてしまいます。(なら朝まで待っても良かったのにねぇ?)
それまで助手席にいた自分が繋ぎで少しでも距離を稼ごうと運転を買ってでました。何より、空いている時間帯のうちに混雑する土地は抜けておかないとそれはそれで大変なことになるからです。
FCはMT車。ただでさえ容量が貧弱なバッテリーを上げてしまっているため、次にエンストした後でエンジン始動できる可能性はほぼありません。この時点ではバッテリーそのものが生きているかどうかも不明でした。(自動車用のバッテリーは基本的に満充電付近で使用するもので、バッテリー上がりなど起こさせると非常に傷みます。さらにFCのエンジンを始動するのに掛かる負荷が非常に大きいため、再始動は望み薄でした。)
ですので、ストップandゴーが頻繁に繰り返される状況での運転は非常に危険。
しかし、夜間だとランプ類点灯というバッテリー(は空なので実質オルタネーター頼り)に厳しい条件もあります。でも、それでも、ねぇ?
ヘッドランプ点灯時に急激にオルタネーターの負荷が増大しエンストの危険性があるということで、3000回転以上まで回した状態でヘッドランプを点けましたがそれでも1000回転を切るくらいまでエンジン回転が落ちました。
オーディオ類は当然のように全切りで、非常に静かな、そしてナーバスな深夜強行軍。
ただ、高速道路を走っている限りはエンストの心配が無いのが救いです。
結局、所有者さんに運転を引き継ぐまで小休憩以外はノンストップで。エンジンはもちろん、回しっぱなしで。
所有者さんも素直にバッテリー買えば良いのに(結局後で買っているのですが)、そのまま足を延ばして複数ある目的地の一番遠いところまでそのまま運転して行ってしまいました。(本当に若い&バカい)
本来エンジン停止すべき給油もアイドルさせたままやったり。(本当に若い&バカい)
あ、あと、若干光軸が高かったようで対向車からパッシングされること数回。(本当に若い&バカい)