AMD Athlon64 (Venice)
AMD第8世代CPUの前期に当たるAthlon64(Socket939)90nm&L2Cache512KB版(Venice)。
第7世代であるAthlonXPからメモリコントローラの内蔵、64Bit命令、SSE2対応、SSE3対応といったところが進化しているが、コアそのものが拡張された感じではない模様。
それでも、AthlonXPから大幅に性能向上し、特にNative Dual Core製品においてはIntelを確実に性能で凌駕した時期が長く続いた。
優位に立つとすぐにユーザを締め付けに来るAMDは価格の高止まりと設定の縛りをキツくしてきた。Veniceにはコア電圧を1.1V未満に下げられない縛りが設けられていた。
(0.8V程度まで下げられる余力があったにもかかわらず。)
自作機
AMD Athlon64 3500+ (Venice)
(定格200×11.0 1.40V TDP67.0W 最高200×11.0 1.15V 推定43.5W 常用200×10.0 1.10V 推定35.8W)
2006年09月、投売り情報をたまたま入手してしまいたまらずGet\7,350也バルク品。
(本当はSocket939MotherBoardが\3,150というのが投売り情報で、CPUはオマケ。)
そもそも、AthlonXP用のMotherBoardを新調してそれほど経っていないし、ノートPCも購入していたので、さして購入する理由は無かったのだが安かったのでつい。
AthlonXPは2100+相当で動かしていたのでモデルナンバー上は1.67倍の性能向上が期待できるが……正直体感はそこまでないなぁ。期待のエンコードもほぼクロック向上分のみ。
う~ん。ならば進化した省電力機能を生かして……って1.1Vまでしか下げられないし。MotherBoardはSystemClockもHT倍率も変えられない定格上等マザーだし。
結果的に期待外れだったかなぁ。消費電力もAthlonXPと大差ないし。起動時で最大90W程度、アイドル時で50Wを切る程度。