ネットブックがWintelのものでなくなる日

当記事には根拠に欠ける邪推や妄想が混入しています。
事実の確認は各自の自己責任においてお願いします。

ネットブックにはさまざまな制約が課せられていますが、それはあくまでWindows + Intelの場合だけのこと。当然、他の選択をすれば制約の少ないネットブックだって可能なのです。

今までも散々Wintel以外の話題は出てきたがまともに成功した例は無く、出ては消えという感じだった。結局はWintelの競争力が圧倒的で太刀打ちできない。でも、次第にその競争力は均衡化しつつあるように見える。

なぜ、競争力が均衡化しつつあるのかというと、新しい性能・機能需要をうまく作り出せなくなりつつあるから。
最近、PCで新たにできるようになったこと、やりたいことって何があるだろう?ネットができてメールができればそれでいいのでは?

と、なってしまったのだ。逆にこのような形の需要にうまく対応したのがネットブックとも言える。

最新の機能や性能を必要としない需要は製品の停滞をもたらした。WindowsはXPが実質8年間にも渡るメインOSの座に留まり、CPUはPentiumM時代レベルの処理性能にまで逆行したAtomが売れた。
(消費電力やコストといった点で進化しているが)

停滞は他の製品に付け入る隙を生み出す。
一般消費者に使えるような代物ではなかったはずのLinuxが、いつの間にか随分使い易くなっている。特にUbuntuは普通に使っているだけだと全然気になるところが無いくらい。しかも、Ubuntu Netbook Remix などという、ネットブック向けにチューンしたバージョンまで用意している。

さらに、Dellでは既にUbuntuを搭載したネットブックを日本でも販売している。

CPUにおいても、いままで最新の性能・機能レベルに追いつけていなかった、あるいは、元々は携帯電話やPDAなどのより小型軽量デバイスをターゲットとしていた製品群たちの手の届く領域になりつつある。
586クラスのSocだが1GHzで1.2Wの Xcore86
ARM11MPcoreをベースに1080p映像の再生までこなす Tegra600Series

GeodeLX以降、新製品を聞かないAMDでもBobcatを開発中であるとされている。
ネットブックがWintelだけのものでなくなる日はそう遠くないのかもしれない。
というわけで、こんな製品も出てきている模様です。
単三電池で動くミニノート「The Gecko Laptop」登場、価格は2万円程度

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2009-05-15

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