気になるPC#2,3「Sony VAIO P, VAIO X」

当記事には根拠に欠ける邪推や妄想が混入しています。
事実の確認は各自の自己責任においてお願いします。

Sony VAIO XSony VAIO P

モバイルPCとしても非常に尖ったスペックを持つ2台。今回はこの2台の合体案を妄想してみる。名付けて「VAIO XP」!(ここは笑うところ)

なんでも、「VAIO New Ultra Mobile」なるものが近日登場というこの時期に、既に登場してから大分月日のたったPCに着目という、いつも時流を外している筆者です。

VAIO PとXの概要

まず、この2台。開発の狙いはインタビュー記事等を探して頂くとして、筆者にはどのように映るのか整理してみる。

VAIO Pはいわゆる通常のノートPCの使用形態である置いて使う形のノートPCとして最小・最軽量の製品である。
発売当初はジーンズの尻ポケットに無理矢理突っ込んでみたりして、ポケットモバイルであることを主張していたが、Fujitsu FMV-BIBLO LOOX U や Onkyo BX が存在する現在では手に持って操作するスタイルとしては若干大き過ぎることが明確になった。
一方でタッチタイプができる最小のサイズであることも明確になった。LOOX Uと比較されることが多いが両者の間には思ったよりも大きな溝が開いている。LOOX Uは置いて使うには少々小さ過ぎて辛い、手に持って使うスタイルが基本のPCなのだ。

VAIO Xは通常のノートPCの形態を維持しながら最薄(発売開始当時)・最軽量とした製品である。
ノートPCとして、その薄さと軽さは突出したものであったが、それ以外に大きな特徴は無い。

Pを発展させて最小最軽量のノートPCを

さて、VAIO Pの「ポケットに無理矢理突っ込んでモバイル」という部分を捨て、最小のノートPCとして発展させてみたい。
(ポケットに入れることを優先するならLOOX Uが既にあるので。)

主に改善したい部分は2つ。縦に狭い画面とポインティングデバイスである。

VAIO Pは画面解像度も頑張っていて、1600×768と現在ノートPCの主流であるHD 1366×768を上回っている。
(VAIO XもHD 1366×768である。)

通常なら十分とすべきだろうが、今回はここをさらに欲張りたい。
現在のドットピッチ0.114mmを維持したままFullHD解像度(1920×1080)を目指す。
すると画面サイズは約219mm×123mmとなる。(9.9インチ)

現在のVAIO Pの本体サイズが245×120mmであるため、横幅はこのままでも収まる。
(現在のVAIO Pでは無線LANアンテナ等が画面外枠部分にあるようだが、この辺の配置は考え直すとして……)

縦は768ドットの時から約36mm増えている。縦方向は元々余裕が無かったため、この分は本体サイズを拡大するしかない。

さて、もうひとつの改善点であるポインティングデバイス。現在はスティックタイプとなっている。

スティックタイプを悪く言うつもりは無いが、万人向けとするには割りと難しいデバイスだと認識している。
マウス、トラックボール、タッチパッド、いずれもカーソルの移動量を制御するポインティングデバイスであるのに対して、スティックではカーソルの移動速度を制御することになる。前者がとりあえず移動させて、目的の場所とずれがあったらまた移動させるといった必要なときのみ注意を払えば良いデバイスであるのに対して、スティックでは目的の場所に移動するまで移動速度の制御を続けなければならない。もちろん慣れれば注意力を下げても制御可能になるが、製品による微少な差異が使い勝手に及ぼす影響が大きく、一台を密に使うなら良いが、複数台にまたがって使用感の異なるスティックを操作するとなるとなかなか慣れられるものではない。

もちろんメリットだってある。実装サイズが小さいこと、「G」「H」「B」キーの間に配置したスティックはタッチタイプのホームポジションから手を動かさずに使用可能なためアクションを起こすまでにかかる時間は最小限に抑えられることだ。

今回は画面サイズの拡大によって本体が奥行き方向に拡大することになるので、この拡大代を使ってタッチパッドの増設を考えたい。
(残りの部分は軽量化・薄型化・バッテリー駆動時間改善・性能向上のいずれかに充てたい。)

タッチパッドを毛嫌いする人も多いが、制御しやすさは全くマウスに及ばないものの、ホームポジションに近く、手の移動量は抑えられるという点ではマウスより優れている。トータルではどっこいどっこいだと筆者は考えている。もっともキーボードの使用頻度の少ない人ならずっとマウスを握っていれば良いのだからマウスの方が優秀ということになるのだろうが。
(筆者はノートPCはもちろんのこと、デスクトップPCでもタッチパッド付きキーボードを使用していて、マウスはここ何年も使っていない。)

すると、どうだろう。最小、かつ、フル機能のノートPCが出来上がる。VAIO Xより薄くはできないだろうが、一回り小さいためVAIO Xの進化系とも取れるのではないだろうか。
(VAIO Xの本体サイズは278×185×13.9mm)

名付けて「VAIO XP」(ネーミングセンス古っ)である。
さぁ、妄想スペックは以下の通りだ。

本体サイズ245×156×19.8mm
画面サイズ9.9インチFullHD(1920×1080ピクセル)
重量600g(目標)
価格79,800円~(希望)

以下、VAIO P, VAIO Xに準ずる。
開発および発売を熱望する!

当記事には根拠に欠ける邪推や妄想が混入しています。
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2010-04-29

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