KR3_03 軽ミニマムフル4シーター

軽ミニマムレングスフォーシータ。現車では例えようがない?

スペック (Spec)

全長×全幅×全高(mm)2795×1475×1800
室内長×室内幅×室内高(mm)1875×1295×1425
オーバーハング[前/後](mm)370/370
ホイールベース(mm)2055
トレッド[前/後](mm)1320/1320
最低地上高(mm)150
乗車定員(名)4
車両重量(kg)830
最小回転半径(m)3.6
タイヤサイズ135/80R13
エンジン型式直列2気筒横置ガソリン
内径×行程(mm)69.6×86.6
総排気量(cc)659
圧縮比14.0
最高出力(kW(PS)/rpm)34(46)/5600
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm)61(6.2)/3000
モーター最高出力(kW(PS)/rpm)10(14)/1200 ×2(フロント1、リヤ1)
モーター最大トルク(N・m(kg・m)/rpm)159(16.2)/0~600 ×2(フロント1、リヤ1)
燃料消費率JC08モード(km/l)30.0
JC08モードの重量区分741~855kg
標準価格170万円

スタイリング (Styling)

KR3_01 軽スーパースペースワゴンをベースに、全長をぐっと圧縮してチョロQルックス化。
ハッチゲートは廃止して、開口部の無いはめ込みガラスと超大型バンパーというルックスにしています。
(ガラスハッチでもないですが、若干スズキ ツインのテールに似ている構成かも。こちらの方が圧倒的にデカいですが。)

リヤハッチゲートの廃止は剛性向上と軽量化、コストダウンに寄与しますが、デザインの可能性も広げます。
リヤバンパーは超大型で荷室を狭くしないよう、特に長さ方向での絞込みを最小限としています。
リヤドアの直後、地上1m以上の位置から超大型のリヤコンビネーションランプ+ガーニッシュがリヤ周りを大きくラウンドします。リヤウインドウはこのランプ+ガーニッシュに囲まれて、埋もれるように配置されます。改めて、ボディ全長ギリギリまで膨らませて、キャビンスペースを拡張しています。特徴ある超大型のリヤコンビネーションランプ+ガーニッシュはそのデザインも目を引くものですが、勿論、視認性も抜群です。

パッケージング (Packaging)

フル4シーターで最短の全長となる4ドアセダンです。
KR3_01型をベースにホイールベースを600mm短縮して、全長2795mmを達成しました。「スズキ ツイン」に僅か60mmの全長追加で、4シーターです。「スマート フォーツー('07・2代目)」に対しても、僅かに75mm長いだけに留まります。

ギリギリまで全長を詰めた結果、ラゲッジ容積が乏しくなり、リヤハッチゲートを持たせる意味が薄れましたので、いっそのこと廃止してしまいました。
そうすることで逆にラゲッジ容積はハッチゲートを持たせたときよりも拡大できます。また、当然のことながら、軽量化に寄与します。

荷物は後席を倒して入れるのが基本スタイルになります。収まらない場合は分割可倒式の後席の片側を倒しての三人乗車となります。

フロントシート標準位置の時の前後乗員間距離は850mmと決して広々という部類ではありませんが、充分な値を確保しています。
車高も切り詰めましたが、ベースが1975mmの超背高でシートレイアウトも高い場所にセッティングしていますので、1800mm辺りまでしか切り詰められませんでした。
一応はフル4シーターを名乗っていますので、四人乗車時に窮屈で仕方ないなどということはありません。
後席も乗用向けのものを採用しています。
フロントドアはパッケージの再構築もあって、後端部を中心に形状を見直し。Bピラー(フロントドアとリヤドアの間の柱)の立て方とフレームの位置も変更しています。

観音開きドアも検討したのですが、センターピラーレスというわけでもありませんし、前後に乗員がいるときは乗降時に鉢合わせしてしまうので今回は採用を見送りました。

エンジン (Engine)

数量が捌けないであろうニッチな企画、かつ、あまり軽量化に向かないパッケージングをしていますので、どのみち高価ならハイブリッドを標準にします。

影響を受けた現車
参考にした現車
近しい現車

2011-08-17

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