KR3_01 軽スーパースペースワゴン
軽リアミッドシップ スーパースペースワゴン。現車で例えると、遠いですが「ルノー カングー(初代)」。
スペック (Spec)
全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1975 |
---|---|
室内長×室内幅×室内高(mm) | 2450×1295×1575 |
オーバーハング[前/後](mm) | 370/370 |
ホイールベース(mm) | 2655 |
トレッド[前/後](mm) | 1300/1300 |
最低地上高(mm) | 150 |
乗車定員(名) | 4 |
車両重量(kg) | 1020 |
最小回転半径(m) | 4.4 |
タイヤサイズ | 155/60R14 |
エンジン型式 | 直列2気筒横置インタークーラーターボディーゼル |
内径×行程(mm) | 69.6×86.6 |
総排気量(cc) | 659 |
圧縮比 | 14.0 |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 40(54)/4800 |
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) | 88(9.0)/3000 |
モーター最高出力(kW(PS)/rpm) | 10(14)/1200 ×2(フロント1、リヤ1) |
モーター最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) | 159(16.2)/0~600 ×2(フロント1、リヤ1) |
燃料消費率JC08モード(km/l) | 40.0 |
JC08モードの重量区分 | 971~1080kg |
標準価格 | 200万円 |
スタイリング (Styling)
ファニーなフルゴネットスタイル。
実際には、フルゴネットといってもフロントにエンジンがありませんので、ボンネットは極短い、モノボックスに近い形状です。
サイドの6ライト全てが真ん中でキックアップするウィンドウグラフィックスも特徴的です。
貨物車のようでもあり、遊びグルマのようでもある。そんなスタイルです。
パッケージング (Packaging)
近年流行りの軽スーパースペースワゴンを、リアミッドシップベースで構築しました。
極限まで隅に追いやった超ロングホイールベースが、巨大な低床フラットフロアを生み出します。
特に高さ方向が活きるパッケージングですので、車高もかなり高く取りました。
ここまで、前席足元にタイヤハウスの出っ張りが無いという、特に軽自動車では稀有なパッケージングを展開してきましたが、この型では低床フラットフロアの実効面積拡大を優先して、タイヤハウスの出っ張りを許容。その分、前席を前方に移動しています。
ただしこれは、現実にあるセミキャブ1Boxほど詰めたものではありません。あくまで、乗用の範疇で許容できる範囲でやっています。
この広大な低床フラットフロアを活かすために、助手席は目一杯前方に、後席は目一杯後方に寄せられるようにします。
その結果、長さ約1225mmにも渡って、地上高約350mmのフラットフロアが出現します。
高さ方向も室内高1575mmと小柄な人なら立てる高さ。
荷室ではなく居住空間としてこれだけの空間が確保できるという点に、この型の最大の特長があるかと思います。
正直、筆者は途中までこんな無意味に拡大するのも馬鹿らしいと思っていたのですが、恐らく、これはこれで重宝されるような用途があるんじゃないかと思い直しています。
室内長は2列シート車としては格別な2450mm。室内空間の大きさでは敵無しです。
と、ここまでバカみたいに巨大な居住空間をアピールし終えたところで、実際に移動する際は後席を最前端までスライドさせた状態で座るのがバランス的にはベストです。
最後端ではリヤタイヤの上に座るような感じになり、乗り心地が悪化しますし、そもそも前席との距離が離れ過ぎています。
バランスに優れた後席最前端位置での荷室床長は約650mmとこれまた軽乗用としては最大級。
フルキャブ型に対しては荷室空間は小さくなりますが、乗り心地では圧倒的に勝りますので、乗用用途を優先する使い方に向きます。
ちなみに、そのときに前席をリヤモスト(最後端)までスライドしても約400mmもの膝元スペースが空いています。
最後に心配な点を一つ。リヤヘビーなんです。
エンジン (Engine)
非常に重量が嵩むパッケージングをしていますので、パワーをアシストしてもらう意味でもハイブリッドが標準です。
影響を受けた現車 | ? |
---|---|
参考にした現車 | ? |
近しい現車 | ホンダ NBOX |