LattePanda これは気になる!
@ITさんの記事『約8000円からのフルWindows 10マシン「LattePanda」、Kickstarterに登場』
大元のKickstarter『LattePanda - A £45 Win10 Computer For Everything』
名刺サイズ+α程度の一枚の基板に全ての機能を込めて。
その成り立ちはかの有名なRaspberryPiに似ているのですが、こちらは普通にWindows10が動いてしまうレベルということで基本性能に歴然とした差が存在しています。
筆者は自宅にWebServerを所持し運用していますが、PV数も少なく、性能よりは消費電力の少なさを重視したいと考えています。
そのとき、RaspberryPi2は非常に魅力的な候補でした。
900MHzと遅いながらも一応はクアッドコア。1GBのRAMもまぁまぁ充分な量。有線LANも使える。
ただ一点、引っ掛かっていたのがストレージでした。
RaspberryPi2はMicroSDカードが基本ストレージになります。拡張するならUSBを経由することに。
これが、速度的に足を引っ張りそうだし、耐久性も不安。Serverにするには心許ない感じがしていました。
しかし、こちらLattePandaはeMMC32GB or 64GBが標準搭載。これが嬉しい。
SDよりも心理的にも速度的にも安心。容量拡張したければMicroSDカードも挿せます。
USBも3.0が1Portあるのが強みです。
RAMも2GB or 4GBと強い。
CPUはもちろん、Intel最新世代14nmプロセスのAtom X5 1.8GHz。
単純WebServerと思えば充分を超える強い仕様。
64GB-4GBの最強仕様でも$129。7inchDisplayやACアダプタなど付属品付きでも$149。
ケースは別個に考えなければなりませんが、いわゆるECSのLivaが最新になってさらに安くなった感じでしょうか。
64GB-4GBなんて、従来PCの置き換えとしても成立しそうなほどですよ。
もちろん、モバイル性を考えればタブレットとかの方が良いのでしょうが、タブレットはもちろんのこと、ノートPCでも有線LANの搭載が減っている昨今、有線LAN付き画面無しで安いという、こういう製品はServer的な用途にもってこいですよね。
StickPCなんかも競合対象かも知れませんが、やはり有線LAN搭載とUSBポートの多さがポイント。
最新AtomでH264のデコード支援も付いているので、動画サーバーにもしやすいでしょうし、音楽サーバーも(音質分かりませんが)。
USBが本体に計3つ付いているので、やりくりが比較的楽なのもポイントです。
ただ、今のところ入手するにはKickStarterから申し込むしかないのかな?
RaspberryPiみたいに量産されて入手しやすくなると良いですね。