TEKWIND 「キーボードPC WP004」 昔懐かしい形態のライトユースPC
ニュースリリース『テックウインド、Windows 10を搭載した「キーボードPC」を発売 2015/12/15』
タブレットPCやスティックPCなどでやたらと使われているIntel Atom Z3735F SoCを使った新たな形態、キーボードPCです。
インターネットが普及する以前に「パソコン」が流行った頃では主流だった形態でした。
PCとして使用するのに最低限接続する必要がある機器は電源とディスプレイだけという形。
それが、2016年1月中旬リリース予定ということで、現在では逆に目新しい形となっています。
それにしても、Intel Atom Z3735F SoC+2GB RAM+32GB eMMCの組み合わせは廉価でありながらWindowsの運用も必要十分にできるという、黄金パターンです。
軽量・小型で最低限一通りの機能が揃いますし、低消費電力なため、冷却設計をちゃんとすればファンレスでイケることが様々な形態のPCを産み出しました。
搭載しているキーボードは超コンパクトタイプで、一部使用頻度の低いキーを小型化して、タッチパッドをそこに無理矢理搭載するという荒業も駆使していますので、操作性うんぬんは置いておいて、キーボード付き画面別PCとしては間違いなく最小スペースで成立するデザインになっています。
このキーボードは恐らく単体でも販売されているこのキーボードと同等のものと思われます。
BUFFALO BSKBB23BK
テックウインド提供の画像では英語配列キーボードとなっていて、実際の商品は日本語配列キーボードになるという説明書きしかありませんが、こちらのキーボード単体製品と同じと想定すると、キートップの配列には変更が無さそうです。
つまりは、日本語配列キーボードとして見ると、やや変則配置のキーボードです。
性能的にもそうですが、キーボードだけを見ても、キーボードをヘビーに使う用途には向いていないことが分かります。
それでも、たまにキーボードが必要になる。必要になるたびに用意をするのは面倒。そんなときに、この製品はきらりと光るモノがあるのでしょう。
そうですね。ライトユースのサーバー用途です。
キーボードがBluetooth接続だったりすると、接続に問題が生じたときにやっかいだったりしますし、無線のリソースも無限ではありませんので、こうやって接続数が減らせるのは地味に良いことです。
キーボードを一体化したことで生まれた余裕を活かして、有線LANコネクタとD-Subコネクタも付けてくれています。HDMIもありますから、ディスプレイ接続の幅が広がって良いですね。
スティックPCやミニPCなどではこの辺りが端折られていることが多いので、有線LANコネクタとD-Subコネクタが両方在るというだけでも、この製品を選ぶ理由になり得るのかもしれません。
お値段は安いところでは2万円を切ってくれそうです。
既にNTT-Xで予約が開始されていて、クーポン使用でのっけから2万切りを果たしています。
NTT-X TEKWIN DWindows 10 Home 32bit OS搭載 キーボードPC WP004-WH