結局XPに戻ってくるLatitudeX1
残しておいた記録も、条件をきっちり書いていなかったから、何の差なのかが分からないという片手落ち。
ただ、今回、今頃になって、自分の大きな思い込みによるミスが発覚しました。
『今頃になって』というのは、本当に今更感満載です。なぜなら、もうこのソフト、使っている人などほとんど居ないはずですから。
Intel Atom Z560, N270, PentiumM740, M733ULV, 1.6GHz(Banias)で愛用していたCrystalCPUID。
CPUの電圧を下げて、消費電力と発熱を抑えて(∩´∀`)∩ワーイ、というソフトですが、これ、アイドル時の消費電力についてはむしろ上昇してしまう可能性の方が高いようなのです。
比較的シンプルなUIでもあり、負荷も最小限なソフトかと勝手に思い込んでいましたが、これを導入するとCPU負荷が若干掛かってしまうようです。
今回、DELL LatitudeX1をXPに戻す作業をしているときに、ずっとワットチェッカーを挟んで作業していたのですが、CrystalCPUID導入前の時点で、画面輝度最低の状態で10Wが安定して出ていました。
しかも、無線LANモジュールとBluetoothモジュールを付けた状態で。
筆者の残していた記録では「11W、稀に10W」と書かれている。
XPのクリーンインストールなど何回もやっていたので、この差はいったい何なんだ? と、思ったんですね。
でも、取り敢えず、これでCrystalCPUID導入したら、もっと下がるのでは? って、ワクワクして入れてみたら、11Wになる時間が明確に増えた。
確かに10Wに落ちるときもあるけど。
「え?」って思いましたね。
タスクマネージャーとかも見ていたのですが、CrystalCPUID導入前はアイドル状態になるとCPU負荷0%に落ち着いていました。
それが導入するとちょっと暴れ気味になるんですよね。
というか、筆者は導入後の状態しかまともに見たことなかったので、CPU負荷0%で安定している状態の方を見て驚いていました。
CrystalCPUID入れなければCPU負荷は0%で落ち着くんだ……。
こうなると、もう一つのCPU電圧制御ソフトである、NHCがどうなのかが気になります。
こちらは.net2.0を必要とするCrystalCPUIDよりも機能豊富なソフトですので、こっちの方が負荷が高いと勝手に思い込んでいたものです。
結果……、こっちだったら、負荷はほとんど無い……!
NHCならアイドル時消費電力も安定して10W、CPU負荷も0%で安定しました。
長年の誤解が今頃になって解けた。本当に今更でほぼ無意味な情報。でも、筆者はまだこの系列のノートPCを持っているのでちょっとは意味があります。
結局、スタンドアローンで使うなら無線LANとかBluetoothとか要らんじゃろ、って外していたモジュールも、消費電力への影響は軽微な(というかワットチェッカーでは影響が判断できない)レベル。
ちなみに、NHCはAtomでは使えなかったはず。なので、Banias, Dothanに限ってですが、NHCを優先的に使用した方が良さそうだ、という結論でした。
もしかして、Lenovo IdeapadS12のXPの消費電力が下がらない問題もCrystalCPUIDを真っ先に入れていたせいだったりしたのかなぁ?
まぁ、Atomの場合はWindows10化が明らかに消費電力が下がることが分かったので、今更XPに戻る気も起きないですけども。
ちなみに、Windows10化したSONY VaioPはバッテリー残量47%で残り3時間22分とかいう今まででは考えられないような強気の駆動時間予測が表示されたりします。ラージバッテリーじゃないですよ。
ただし、Cortana動かないようにしているし、暗闇作業中なので画面輝度最低の状態で、ですけど。