HOMTOM HT17Pro
2016年11月購入。お値段¥9,590。
なんやかんや言ってcovia FLEAZ F4 (CP-F03a 8G)はPHS時代からすると比較にならないくらい便利で、欲を言わなければ全然この機種で良かったわけです。非常に便利になった。
しかし、その一方で、何やら結構性能の良いスマホが安く入手できそうな時期に突入。
そこに、エミュレータでは動作確認できない自作のアプリが実はAndroid6.0では正常に動作しなかったという事実が判明し、Android6.0を入手して実機確認したく、急遽購入に踏み切りました。
価格はcovia FLEAZ F4 (CP-F03a 8G)のときよりも安く済みましたが、画面が5.5インチと大きくなり、CPUはCortex-A7からA53に増強され64Bitとなり、RAM/ROMは共に倍増の2GB/16GB。指紋認証まで付いているし、TPUケースも付属します。
中国の販売サイトで購入すればもっと安かったみたいですが、Amazon購入でも十二分にお安く入手できました。
初めて電源を投入してからしばらくは特にランチャーの動きがおかしかったのですが、どうもAndroid6ってシステムの動きが落ち着くまで若干の日数が掛かるみたいで、数日経過して安定してからは特に不満も無く使えています。
UIのアイコンが独特で慣れを要しましたが、なんんら別のランチャー使えば済む話ですので、特に大きな問題点というわけでもありません。
中華スマホということで心配になるバックドアやマルウェア等の怪しい動きについては、FirewallでしばらくIPアクセスを監視した感じでは問題無さそうです。動作的に怪しい動きも見たことがありません。少なくともgoo (covia) g07 (グーマルナナ)よりは安心して使えます。
Cortex-A53の4コア製品はローエンドの領域のものではありますが、A7からの進化は十分に感じられます。RAM2Gの恩恵もあるのでしょうが、サクサクとまでいかないものの、covia FLEAZ F4 (CP-F03a 8G)よりも随分とすっきり動いてくれます。
ハイエンド以外は未だに28nmプロセスが続いている現状において、A53の4コアはパフォーマンスと消費電力のバランスが優れていて個人的に非常に好きです。この機種はバッテリー容量も3000mAhと十分に確保してあるため、画面が大きくなっても駆動時間も長くできています。バッテリーの減りが緩やかで嬉しい。
ただ、色々と調べた感じだと、この機種を選んだのは偶然とはいえ、かなり当たり機種を選べたんじゃないのかな? と思います。怪しい仕込みも無くて、スペック詐称も無さそうで、筆者としては当面この機種で行きたいと思っていました。
が、親に渡していたcovia FLEAZ F4 (CP-F03a 8G)の画面表示がおかしくなっていたのが発覚。親も「もっと大きいのが良い」と言っていたこともあって、この当たり機種を親へと回しました。(TPUケースも付いているから安心感もアップ)
もう一個同じ機種を追加購入しても良かったのですが、価格上昇してしまっているのと、個人的にアプリ開発の実機確認用としての用途もあるのでAndroid7も視野に入れたいという思いから別機種を選択するようにしました(大失敗するのですが)。
それにしても、MTK6737+RAM2Gはローエンドとしては非常に優れたパフォーマンスを持っていると思います。素晴らしい!
OS | Android 6.0 |
---|---|
SoC | Mediatek MTK6737 1.3GHz Cortex-A53 4C |
GPU | Mali-T720MP1 550MHz |
Memory | 2GB |
Strage | 16GB |
LCD | HD(1280×720) 5.5in |
Camera | F 5MPixel R 13MPixel |
WLAN | IEEE802.11 ? |
Bluetooth | V4.0+LE ? |
Sensor | GPS、指紋、? |
I/F | microUSB (OTG) x1 microSDXC Slot イヤホンマイク端子×1 |
FM Radio | 85MHz以上 |
Speaker | ? |
Battery | 3000mAh |
寸法 | 153×77.6×7.9mm |
重量 | 約165g |
Resurrection Remix 5.8.5
HOMTOM HT17proにはいくつか導入できるカスタムROMが存在して、その中でもResurrection Remixは割と評判が良さげ、かつ、Android 7.1.2と導入できるカスタムROMの中で一番バージョンが新しいものになります。
そこでリザレクションリミックスをインストールした時の感想を残しておきます。(ただし現在はデフォルトに戻していますので記憶を頼りに記載します。)
バックアップ取って、TWRP焼いて、Resurrection Remix焼いて、導入はスムーズに出来ました。
シンプルなUIに多彩で豊富な設定項目で、第一印象は非常に良いものでした。
通話は試せていませんが、通信は問題無し。但し、Bluetoothの動作は不安定で実用に値しませんでした。
期待していた省電力性は、天気予報を通知エリアに表示するように設定したりしていたせいかもしれませんが、残念ながらオリジナルのAndroid6.0よりもかなりバッテリー消費が激しいものになってしまいました。省電力な設定を詰めて検証すべきだったのですが、Bluetoothの動作が駄目なことが分かった時点でオリジナルに戻してしまったため細かい検証はしておりません。
あと、カスタム ROM ということですっかり油断していたのですが、稼働を続けているうちにSystemからの怪しい通信が発生してしまいました。
どうもこの辺りの挙動は、goo (covia) g07 (グーマルナナ)の挙動に近いものがあって、goo (covia) g07 (グーマルナナ)の騒動のときにメーカー側は『マルウェアじゃねえし』って突っぱねていましたが、もう共通の挙動なのかもしれません。
この辺もまた細部を検証するのは疲れるのでもうしませんが、そのまま忘れるのもなんですので、記憶を頼りにその挙動を別記事にまとめておきたいと思います。
というわけで、バッテリーの持ちとBluetoothの挙動問題でオリジナルに戻してしまったのですが、UIそのものや設定の豊富さは優れ物で、心踊るものがあったのは確かでした。
まぁ、元々このバージョンはStableなものではないので仕方がありませんね。ちなみに、この機種ではStableなカスタムROMは無い(かもしれません)です。筆者が知らないだけかもしれませんが。
あ、でも最後に一つ。気持ちは分からなくもないけど、コールドスタート時のアニメーションに力を入れすぎていて、起動にやたらと時間とバッテリー食うのは頂けないっす。