指の置き方だけで頑張るGIMT文字変換Ver.3
GIMTはGoogle日本語入力およびmozcでの使用を想定した独自配列、独自マッピングによるかな入力方式です。
- 配列は指の置き方ずらし方だけで覚えます
- 行段系とかな入力の間の子(良いとこ取り(だったら良いな))
- 左右子音母音分離(右母音型)
- 「あ」「い」「う」「え」「お」が右手五本指のホームポジション
- 「や」「ゆ」「よ」母音扱い
- 「ん」「っ」単打確定
- 「ー」「〜」も比較的近場で[Shift]キー必要無し(「!」「?」「……」等は「日本語入力のユーザー辞書と操作の改善」で対処します)
- 1打か2打で文字確定(「ふぃ」など一部いっぺんに出せない文字があります)
- 単発の「あ」および母音が続くケースを除き、母音「あ」の省略が可能
- 便利入力付き
という特徴があります。(短所はまあ、その、なんだ……まだ筆者が慣れていないんだ……(^^ゞ)
前回の「指の置き方だけで頑張るGIMT文字変換」から漢字変換の機能やユーザー辞書との連携を考慮したうえで、特殊文字関連のキーマップを見直しました。
また、GIMTと無関係に設定できて便利なユーザー辞書や漢字変換時の操作の工夫についてはこちらの記事「日本語入力のユーザー辞書と操作の改善」をご参照ください。
前回では、そこそこ使用頻度のありそうで入力が面倒な特殊文字などを2打で入力できるようにマッピングしていたのですが、Google日本語入力およびmozcの漢字変換機能を活用した方がより広範囲な特殊文字を変換候補一覧を見ながら選択できるので、その特殊文字を変換候補に出すための文言をマッピングするようにしました。
例えば、「くりかえし」を変換すると、「ヽ」「ヾ」「ゝ」「ゞ」「々」「〃」が候補に出てきます。
それぞれをキーマップに登録するよりも、「くりかえし」で変換して候補から選んだ方が分かりやすいですしキーマップも5つ空きが出来て他の文字を登録出来るようになって一石二鳥、という考え方です。
Google日本語入力およびmozcの便利語句
筆者もまだまだ知らないことが沢山ありますが、こんな言葉が使えます。
- くりかえし
ヽヾゝゞ々〃 - やじるし
⇔⇒→←↓↑(その他機種依存文字👉🔜など多数) - すうがく
+−×÷±∀√∑∫∴≒≠⊆∞(など多数) - ずけい
■△◆◎☆(その他機種依存文字❖❍など多数) - えもじ
🏈💯👿(など機種依存文字が多数出ます) - かおもじ
\(^o^)/ (´・ω・`) m(_ _)m (など多数出ます) - うえつき
⁰⁼(など機種依存文字が出ます) - したつき
₉ₐ(など機種依存文字が出ます) - かっこ
【】 《》(など閉じ括弧セットで多数出ます) - けんてん
﹅﹆(黒ごま白ごまが出せます) - きごう
〒〆♪㊿Ⅸ♂♀(など機種依存文字も含めて多数出ます) - けいせん
┌─╋(など出ます) - たんい
℃£Å(など機種依存文字も含めて多数出ます)
他にもいろいろとあるようですが、例えば「つうか」は「たんい」でも出せるので候補数が極端に多くなければいっぺんに多数選べる方を採択しています。
顔文字やTwitter等で見られる絵文字は逆に多すぎるのですが、キーマップも足りませんし、細かく分類するのも難しいので妥協しています。
上記の包含関係だったりしますが、「かお」「はーと」「はな」「とけい」「のりもの」「たてもの」「すぽーつ」「どうぶつ」「ほし」「まる」「しかく」「さんかく」「ひし」などの語句でも特殊文字が出ますので、興味がある方はお試しください。
キーマップ
| 単打 | あ | い | う | え | お | や | ゆ | よ | ん | っ | ー(長音) | 〜 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 単打 | 1\2 | N | J | I | O | ; | H | U | P | K | L | T | Y |
| か | F | か | き | く | け | こ | きゃ | きゅ | きょ | ヵ | ヶ | ||
| さ | D | さ | し | す | せ | そ | しゃ | しゅ | しょ | ← | → | ||
| た | S | た | ち | つ | て | と | ちゃ | ちゅ | ちょ | ⇒ | ⇔ | ||
| な | A | な | に | ぬ | ね | の | にゃ | にゅ | にょ | ―(ダッシュ) | ‐(ハイフン) | ||
| は | R | は | ひ | ふ | へ | ほ | ひゃ | ひゅ | ひょ | くりかえし | やじるし | ||
| ま | E | ま | み | む | め | も | みゃ | みゅ | みょ | すうがく | ずけい | ||
| や | W | や | ゆ | いぇ | よ | えもじ | かおもじ | ||||||
| ら | Q | ら | り | る | れ | ろ | りゃ | りゅ | りょ | うえつき | したつき | ||
| わ | Z | わ | うぃ | う | うぇ | を | わゃ | わゅ | わょ | ゐ | ゑ | ||
| が | V | が | ぎ | ぐ | げ | ご | ぎゃ | ぎゅ | ぎょ | かっこ | けんてん | ||
| ざ | C | ざ | じ | ず | ぜ | ぞ | じゃ | じゅ | じょ | ↑ | ↓ | ||
| だ | X | だ | ぢ | づ | で | ど | ぢゃ | ぢゅ | ぢょ | ゛ | ゜ | ||
| ば | B | ば | び | ぶ | べ | ぼ | びゃ | びゅ | びょ | ゔ | ヴ | ||
| ぱ | G | ぱ | ぴ | ぷ | ぺ | ぽ | ぴゃ | ぴゅ | ぴょ | きごう | けいせん | ||
| ぁ | M | ぁ | ぃ | ぅ | ぇ | ぉ | ゃ | ゅ | ょ | ゎ | たんい |
空欄になっている組み合わせで打鍵した場合、先に打った打鍵が単打として確定します。
変換テーブルデータ
最後に、もしこの文字変換テーブルのデータを使ってみたいという方に向けて、一応定義ファイルを置いておきます。
このファイルでは上記の変換に加えて、[Shift]+"["で"『"を、[Shift]+"]"で"』"を出力するようにしています。
Google日本語入力およびmozcの設定で「ローマ字テーブル」の編集画面を開き「編集」ボタンでインポートできます。
全て上書きされてしまいますので、今のデータが既に何かしらカスタマイズしたものである場合は事前にエクスポートして現在データのバックアップを取っておいてください。
指の置き方だけで頑張るGIMT文字変換の使い方
コンセプトは「指」「置き方」「ずらし」だけで頑張る左右手分離配列です。
1打鍵、もしくは、最大でも2打鍵で入力文字が確定するようになっています。
QWERTY配列とはまるっきり関係がないので、キーボードを見ない方が打ちやすいです。(^^ゞ
(推奨する)指の置き方に若干の特徴があります。
ホームポジジョン
左右手とも人差し指の位置は「F」「J」で、タッチタイピングするときと同じです。
このとき、右手を軽く丸めて縮こまらせます。
これが基本形です。
左手が子音、右手が母音などを担当します。

位置をずらして覚える配置
左手を一段上げると「は」「ま」「や」「ら」。
「か」「さ」「た」から一段下げると濁点がついて「が」「ざ」「だ」。そして、入り切らなかった「わ」。
人差し指を伸ばさなければならないやや打ちにくいところに「ば」「ぱ」。
濁点付きは全て最下段に来ます。

右手は数字キーに行かないように手を広げて「や」「ゆ」「よ」。左手の「や」と重複していますが役割が若干異なります。これは後ほど説明します。
逆に手をさらに縮めると「(小さい)ぁ」「ん」「っ」。
残ってしまった「T」「Y」キーは、「;」キーを潰してしまった代わりに記号などの入力を担ってもらいます。

開始打と確定打
さて、子音と母音その他で左右に分かれて見える配列ですが、厳密には子音母音と若干異なる動きをするところがありますので、子音母音とは違う言葉で定義をしたいと思います。
文字入力の始めに打つキーをここでは「開始打」と呼びます。
そのキーを打つと文字が確定する場合に、それを「確定打」と呼びます。
左手入力のキー全てと「ぁ」(M)のキーは「開始打」であり、「確定打」にはなりません。
「ぁ」(M)以外の右手入力のキーは全て「確定打」です。ただし、先に「開始打」を打っているかどうかで動きが変わります。
「確定打」は単打でも入力確定できるキーで、「開始打」先に打っていない場合は1打でそのままその文字が確定します。

先に「開始打」を打っている場合は、「開始打」との組み合わせで文字が確定します。

「あ」「い」「う」「え」「お」は「開始打」の子音と「確定打」の母音を結合して文字を確定します。ここはローマ字かな変換の概念と同じです。
「ー」「〜」も「開始打」との組み合わせで確定する記号が変化します。
「や」「ゆ」「よ」は拗音の「ゃ」「ゅ」「ょ」として「開始打」の子音と結合します。(左手の「や」は「確定打」にならず、「開始打」にしかなりません。)
「ん」「っ」などキーマップで空欄になっているところは「開始打」が打たれている場合は「開始打」の子音に「あ」の母音を結合して文字確定したうえで「ん」または「っ」を付与します。
確定打を打たずに開始打を連打した場合
「確定打」の入力を省略して続けて「開始打」を打った場合は「あ」の「確定打」を補完して先に打った文字を確定します。
これにより、あ段の入力での大半の「あ」の打鍵を省略することができます。
極端な例になりますが、
かかわりはない
は
ffzqjranj
で打てます。