Zen2APUに移行したい


よし、APUに戻ろう。


一所懸命にZenで納得しようとしていた筆者ですが、僅か1年あまりにしてZen2APUへの変更を目論んでいます。

言い訳もいっぱいあるし、結果論もいっぱいある。

でも、なんもかんもしようがなかったんじゃないかなあ? って感じでもあります。


そもそも、Ryzen 7 1700にする前のCore i5-4570Sが6年近くに渡ってメインPCとして使用し続けることができただけに、僅か1年ぽっちで御役御免になりそうなRyzen 7 1700は大失敗かに思われがちです。

でも、内容を鑑みると、必要な失敗というか、勉強料というか、そう言うほど悪いことばかりでもなかったのです。


Core i5-4570Sの時代はAMDの暗黒期でかつIntelの停滞期でもありました。

筆者も長い間新しいシステムを必要とするほどの作業をしていなかったため、いわば筆者も停滞していたのです。

つまり、i5-4570Sの長期政権はただの間延びだった部分も結構あるのです。


もちろん、必要十分な性能と低消費電力というバランスの取れた構成ができていたからこそ、システムを刷新する必要性が生じにくかったのも事実です。

でも、筆者も無理に飛び出さないようにしてた。

i5-4570Sで十分な範囲内の作業しかしないようにしていた部分がありました。


さらに言うと、i5-4570Sで4年経過したかどうかの辺りで、メインOSをWindows10からUbuntustudioに切り替えるということをしており、これが実はシステムの延命に繋がっていたわけです。

Windowsでは不満に感じてきた処理性能と不足に感じてきたメモリ容量が、Linuxへ転向したことである程度改善できたのです。

それで約2年の延命ができた、というオマケも付いた長期政権だったわけです。


システム更新の大きな目的は十分なメモリ容量の確保とInkscape,Kritaのパフォーマンス向上でした。

しかし、現実にはInkscapeのパフォーマンスが思うように上がってくれませんでした。

4C4Tだったi5-4570SでCPU使用率が74%程度まで上がり、一応フィルターの処理を最大8スレッドで行えることから、物理8コア化は効果があるだろうと踏んでいたのですが、現実には8C16TであるRyzen 7 1700でのCPU使用率はどうやっても26%が限界。

つまるところ、実はそんなに並列処理はうまくできない、というのが実8コアの導入で分かったことでした。


筆者の予想というか目論見としては8C8TでCPU使用率70%程度。SMTで8C16TになるとCPU使用率の表示としては半減して35%くらいは働いて欲しかったところです。

が、結果は26%。

メモリもDDR3-1600からDDR4-3200と速くなっているのに4C4Tから8C16Tで「一応速くはなってる」くらいの効果しか無かったのが非常に残念で期待外れだったところでした。


つまるところ、Inkscapeのパフォーマンス向上にはマルチコア化よりもまずはシングルコア性能を重視しなければならない、ということがようやく明確になったのです。

実は同じような検証をしてサイト公開してくれている方がいらっしゃるのですが、筆者はその情報が公開される前にRyzenのシステムを組んでしまっています。

ので、事前の判断はできなかったんですよね。


結果論ですが、Ryzen 7 1700よりもRyzen 5 2400Gの方がInkscapeのパフォーマンスは良くなった可能性があります。

もっというと、i5-4570Sじゃなくてi7-4770Sを持っていたらRyzen 7 1700もRyzen 5 2400Gも必要無かったかもしれません。


ただ、Ryzen 7 1700が全く意味無かったのかというとそんなことはなくて、エンコや画像処理が爆速になったのでこういったところはもう絶対4C4Tには戻れないところです。

また、dGPUが必要になってしまうという欠点のお陰でもあったのですが、結果的に、ずっとやってみたいと思っていたドラゴンクエストビルダーズ2がSteam版で発売されたことで、筆者はPS4やSwitchを購入する必要がなくなり、Ryzen 7 1700とRadeonRX550で快適に遊ぶことができたわけです。

PS4やSwitchの分が浮いたと考えれば、それだけでも儲けものだったかもしれません。

もっとも、これもひょっとしたらRyzen 5 2400Gでもイケたかもしれませんけれども。

なお、GPUはカツカツですがRyzen 7 1700は12%とかそんな感じだったかな、DQB2のCPU負荷。

しっかり計測したわけではないですが、動いていなければ(動かなくてもGPU負荷はほぼ100%)84Wとかそんくらいの消費電力で済んでいたので、多分100W前後の消費電力で遊べていたと思います。


で、ただ、やっぱdGPUはうるさいし消費電力のベースラインが上がってしまうのでAPUに戻りたいんです。

消費電力の点は冷徹に金勘定をするとわざわざ買い替えてもメリット無いって結論にしかならないのですが。

でも元々、ずっと前から8コアAPUが欲しいって言っていて、Ryzen 7 1700の導入時にも8コアAPUまでのつなぎ、って言っているんですよね。




ところでその消費電力。PC使用時間が長い人は結構バカにならない差が出ます。

例えば、APUに移行することで25W削減できるとします。

これを毎日10時間稼働すると年間では91.25kWh削減できることになります。

ここで料金に換算するときにkWh当たり20円とか24円とかで計算できる人は元々の電気使用量がごく少ない節約上手な人であって、節約できる部分は3段料金の高いところからとなるので3段料金まで取られている人は34円程度で計算するのが妥当です。(必ず取られる再生可能エネルギー発電促進賦課金も忘れずに含めましょう。含めています。)

つまり、91.25×34=約3,100円です。年間でこれだけの差がでます。


で、実は、実際にここ一年の電気料金が地味に上がっていて、感覚的に毎月300円くらい増えているような気がしていたので、感覚と計算結果が程よく一致しています。

Ryzen 7 1700は中古、そして、激安マザーボードに投げ売りdGPUという、投資額的には結構お安く組めたシステムでしたが、維持費用が増えてしまっているわけです。

ですので、やっぱりこのシステムは本命までのつなぎであるのが妥当なのです。

我慢して使用を続けても、地味に出血は続くのです。

なので筆者の要求に合致したAPUが出現した時点で切り替えてしまった方が結果的に痛みが少なく済む可能性が高いです。

APU化でも性能上がりますしね。また、待っていても値下がりが期待できないご時世でもあるのでね。




Inkscapeのパフォーマンスを妥協するのであればこのままDDR5が買える価格帯に落ちるまで現システムを引っ張るという案もアリなんですが、シングルコア性能の改善と消費電力の改善でDDR5への移行を先延ばしにできるのであれば、早くにAPUに切り替えてしまった方が得策にもなります。

Texとか自作のアプリなどでもシングルコア性能向上は恩恵があるし、DDR4ではもう既にAPUのGPU性能はメモリネックで飽和状態ですので待っていても無駄。

CPU性能はまだまだ伸び代がありますが待てば待つほどDDR4でシステム刷新をする旨味は無くなっていきますので、APU化するなら早い方が良いです。

でなければDDR5まで我慢。


同じAM4でもCPU差し替えの道を厳しく制限されるようになってしまったのでどのみちマザーボードから買い替えになってしまいますし、今のマザーボードにこだわるならアップグレードパスはZen2CPUが限度になってしまいますので、そんなんだったら1700なんて逃げ打たないで最初からZen2行くべきだった、って話になりかねないし、消費電力のベースラインが高い点はZen2CPUでもZen3CPUでもあまり改善が期待できない(逆に足回りが太いのがこれらのCPUの利点なので、必要な人には必要なCPUです。筆者には過剰というだけ)ので、やっぱりここはZen2APUなんじゃないかと。


あ、あと、早めに一回シングルコア性能増強しておきたい理由の一つに、もう待てば待つほど筆者の能力が衰えて行くだけなので、待つという選択肢がそのまま機会の損失になりかねない、という切実な事情もあったりします。

まじで、待っている間にあれもこれもできない身体になってしまう可能性を否定できなくなって来ている……。


あ、でも一応PROじゃないヤツのリテール流通くらいは待つつもりです。

Linuxの対応タイミングとかの兼ね合いもあるし。

あ、あと8コアが高止まりしそうなので6コアで妥協するかも。

i5-4570Sで妥協するような人だし、その前は3コアのA6-3500だし、中途半端は筆者のキャラ。

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[記事作成日: 2020-08-28] ※誤記訂正のみの更新等は含みません

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