今更DN2800MTで開発環境を構築してみる


さて、『アイロンリフローを試してみた』でDDR3-SODIMMの4GBが復活したお陰(所為)で急遽DN2800MTのメモリ3倍増というチャンスが訪れまして。

ついでに、軽く検証したところ、今なら64BitLinuxも普通に動きそうな気配。

そもそも、DN2800MTはCPUのAtomN2800こそ64Bit対応なもののBIOSのUEFIが32Bitで64BitOSはサポート外。というか、GPUドライバーが純正ではWindows7の32Bit版しか存在しないという、PCにあるまじき汎用性の無さが最大最悪の弱点である使いみちの乏しいマザーボードだったのですが、死蔵している間にちょっと状況が改善しているみたいです。


ならば、試してみるか環境構築!

現状、Sony VaioE (VPCEB4AFJ)はあまりメモリ容量を必要としている処理は行っていないため、メモリを入れ替えてこちらDN2800MTを4GBx2の8GBと贅沢に搭載してみます。

そして、現メインPCと同じXubuntu21.04の64Bit版をインストール。

AntiXとかDN2800MTにより相応しいと思われるディストリビューションもあるのに、なぜXubuntuにするのか。それは、Home配下をコピーしてアプリを揃えると設定やカスタマイズ諸々が簡単に復活出来るからです。

まあ、DN2800MTに積むストレージは容量が寂しいのでコピーする資源はある程度厳選することになりますが。

こういうアバウトなコピーで環境が容易に構築できるのもLinuxの魅力ですよね〜。

とはいえ、ファイルコピーだけで丸1日潰れたわけですけれども。


あ、そうそう、DN2800MTに64Bit版のLinuxをインストールする方法は「bootia32.efi」でググってください。

微妙な環境の差異でやることが少しずつ変わってきますので、複数の解説を見ながらやった方が良いです。

筆者も分かりやすそうなサイトを2つ開いて作業していたのですが、結局、そのどちらのサイトとも若干異なる手順を必要としました。

この辺り、筆者はいつもスムーズにいかずにあちこち躓いてどうにかするので、洗練された手順というものを提示できないんですよねえ。


あ、話脱線するけど、Xubuntuのインストーラーって未だにパーティションを細かく分けようとするんですね。あれ、意味あるのかなあ?

Netインストールとかだと標準が1パーティションになっているのに、その考え方の違いがよう分からん。

筆者は1パーティションで困ったことが無いので(逆に分けられてて困ったことなら多々)1パーティションで入れますよ。


DN2800MTにLinuxを入れて稼働させるのは初めてではありませんが、当時はServerとして環境構築していてGUIが無かったのでGPUドライバーに難を抱えるDN2800MTでも問題が無かった。(というか公開Webサーバー用に調達したんだし。)

ただですねえ、これはDN2800MTのせいではないのですが、せっかくGUIが動くようになっても適切なディスプレイが存在しないという問題が残ってましてねえ。

これはうちの環境の弱点なのですが、HDMI入力できるディスプレイが現状1つしかなくて、それがWQHD(2560x1440)という解像度なものですから、DN2800MTを繋いでも画面が映らないんです。最大で1920x1200なので。

D-Subならディスプレイはたくさん(古いのが)あるけど、今度は置き場所作業場所の問題が出る。


なあんて、心配も無用でした。

せっかく(途中まで)整備した環境ですが、Android Studioでプロジェクト1つ開いてCPU使用率が落ち着くまでにほぼ3分。

メモリ使用量は欲張ったことをしなければ8GBでも充分。というか、ブラウザとAndroid Studioを開いているくらいだったら3GBも食わない程度なのでAVDも起動できるでしょう。

でも、流石にこの遅さでは使い物にならないなあ。


GeekBench5.3.1の結果はSingle=109、Multi=299。

メインPC(Ryzen7 1700)だとSingle=993、Multi=6935なのでもう、ね。

それでも、一応はSSD積んでるし映像処理とか3Dとかやらなきゃそこそこ動いてくれたりしないだろうか? という筆者の淡い期待は脆くも崩れ去りました。

やっぱインオーダーのAtomは2C4T積んでても遅いなあ。

最大負荷でも20W程度しか食わない省電力性は魅力ではあるけれども、逆に言うとそれが性能のキャップ(限界になってる)だったりするしなあ。


せっかくメモリとGPUの問題が緩和されても、性能的に我慢ならない遅さ、という残念な結果になってしまいましたね。

あわよくば、こちらで省エネと夏の酷暑対策ができるかも、とか目論んでみましたが、そっかあ、やっぱもうCedarView程度じゃダメかあ。

まあ、それが分かっただけでも良しとするかあ。(´;ω;`)

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[記事作成日: 2021-05-23] ※誤記訂正のみの更新等は含みません

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