DELL Venue10Pro 5056
2022年1月購入。お値段5,650円。
どぅうえっへっへぇ。
おじちゃんはモーレツに喜んでいます。
画像はFUJITSU ARROWS Tab Q584/Hとの比較。左が本機です。
小さく見えるかもしれませんが、ほんの僅か小さいだけです。ほぼ一緒。
あ、左の緑の丸はシールです。ACアダプタの通電LEDが白色で分かりやすいのですが眩しいのでシール貼りました。
まだ全ての機能を確認できたわけではありませんし、バッテリーの劣化具合など使い込んで初めて分かることもあるのであくまでも現時点での感想でしかありませんが……
FUJITSU ARROWS Tab Q584/Hで不満に思っていたことがほぼほぼ解消されていて、筆者ほっくほくです。
筆者の予想は外れてました。
筆者は前回の記事『DELL Venue10Pro 5056(到着前)』で、もっと複雑な問題があって「タッチパネル利きません」という状態になっているのではないかと予想を立てていました。
しかし、現物が届いて最初に起動したBIOS画面で早々にタッチパネルが機能していることが確認できました。
BIOSで動くものがOSで動かないということはあまりありません。(全く無いとは言えないところが微妙ですけど。)少なくともハード故障ではありません。
OSを起動してデバイスマネージャーを確認してみると、ドライバーが全く当たっていませんでした。終わり。
初期化作業でドライバー類まで全てさっぱり消えてしまったせいなのか、タッチパネルのみならずサウンドやらBlutoothやらことごとくドライバが当たっていませんでした。
本体は凄く綺麗で、これで「ランクB」?と驚きます。
2016年発売の製品ですがかなり最近までしっかりとドライバー類のアップデートが続いていて、最新の更新はなんと2022/01/13。ビジネス向けのせいかまだ放置していないみたいです。(ま、セキュリティとかシステム管理周りのアップデートばかりですが)
というわけで、一所懸命にBIOSアップデートからドライバー当てまで一通り行って最新化を図りました。あ、ビジネス周りのアプリは邪魔になるのでインストールしてません。TPM周りも筆者がまだ良く理解できていないのでとりあえず放置。勉強せなあかんな。
んで、問題点は取り敢えず、無し。GREAT!
使い込んでいくうちに不具合を発見することもあるのでしょうが、差し当たりちょいちょいハテナに思う挙動があったFUJITSU ARROWS Tab Q584/Hよりも素直に動いてくれます。FUJITSU ARROWS Tab Q584/Hはある日突然音が出なくなってる(ドライバーが勝手に更新された?)とか一時的なハード不具合でOS起動やシャットダウン時にハングアップすることがままある。
先に不満点を言っておきましょう。少ないから。
Homeボタン?Windowsボタン?っていうの? DELL Venue10Pro 5056の本体には電源ボタンと音量調節ボタンとこのWindowsボタンがあるわけですが、Windowsボタンだけ超押しにくいです。
誤作動防止のためか他のボタンよりも引っ込んでいるせいで片手では100%押せません。左手で本体抑えて押さないと押せない。
本体の反対サイドにある音量調節ボタンは片手でラクラク押せるのにね。
あと、液晶画面がちょっと青いです。あと、ちょっとムラがあるかな。特に画面下周り。単純にバックライトの設置位置の問題だけなのかもしれんがようわからん。
以上、終わり。
素晴らしい点はBIOSの設定ですかね。
法人向けらしく自由度が高いです。この辺り文教向けで自由度が全く無かったFUJITSU ARROWS Tab Q584/Hとは正反対です。
特に筆者が感動したのが、電力周りの設定。
見てよ、この自由度の高さを!
ちなみに、この項目の一つ上には曜日ごとに充電が機能する時間帯を設定することができたりもします。
日々の業務が想定された、如何にも法人向けらしい機能です。
筆者はここを既に弄っていて、充電開始は50%(これ以下の数値は受け付けてくれませんでした)、充電終了は60%にしています。
これをすることでバッテリーはほぼUPSみたいな扱いになり、通常はアダプタの電力を使う運用とすることができます。
こんな感じに、この画像ではバッテリー残量82%となっていますがACアダプタを接続していても充電されていません。
Sony VaioP (VPCP11AKJ)でいたわり充電を50%に設定して基本ACアダプタ接続で運用していたのですが、それと同じようなことがあっさりとこのDELL Venue10Pro 5056でもできます。
いたわり充電機能をググってもヒットしないので無いのかと思っていたら、あるけどネットに情報を載せる人が居ないだけなんですねえ。
なお、ACアダプタは20V1.5Aで30Wです。
今どきのAtom系列タブレットではこんなもんじゃ済まされんからなあ多分。(常時バッテリーを使うタイプのタブレットPCの場合はこれより出力の低いACアダプタが付いて来る場合はもちろんあります。)
付属のアダプタの出力には12V2Aと5V2Aという表記もあったので5Vによる充電にも対応しているのかもしれません。が、試してません(もちもん発言に責任は持ちません!)
Battery Reportを取ってみたところです。
バッテリーはややヤレている感じ?
でも、これあんまりあてにならないです。
だって、FUJITSU ARROWS Tab Q584/Hで取ったときには設計値以上の実績値が出てたんだもん。ちなみにUSBでLinux起動したときにはバッテリー容量は80%くらいにまでヤレているという診断でした。(Q584/Hがね)
まあ、バッテリー残量を50%付近で運用できるようにBIOS設定があった時点でもうほとんど気にならないですけどね。Sony VaioP (VPCP11AKJ)のバッテリーが未だに気にならずに運用できているのと一緒。
50%付近を維持できてれば10年やそこらでぶっ壊れるほどヤワではなくなっています。Dell LatitudeX1のバッテリーだって未だに結構使えるからなあ。ま、筆者が外で使わないからって話なだけなんだけど。
なお、オプションでNFCが付く機種でして、BIOSにチェックボックスがあったので付けてみましたがOFFになっちゃうしデバイスマネージャーにも出てこないのでさすがにNFCはハードそのものが付いていない模様です。
ま、どうでもいいわ。
あとは使い込んでいってBluetooth Keyboardの暴走連打がどれくらいの頻度で起こるものか、ここが良ければ完全にFUJITSU ARROWS Tab Q584/Hからこの機種へベッド物書きを移行させるつもりです。
FUJITSU ARROWS Tab Q584/Hはキーボード付属であるところが美点となりますので、今後はノートPC的な使い方が主体になっていくかな?
ただこれは筆者の問題なのですが画面表示を拡大せずに100%で使っているとちょっと小さいなあ、って思ってます。
それもそのはず、ピクセルピッチはSony VaioP (VPCP11AKJ)の0.114mmよりもさらに若干細かい約0.113mmです。
そりゃ筆者の老眼には見えにくいよなあ。
FUJITSU ARROWS Tab Q584/Hでは拡大率を160%とか150%で使用してきています。同じ10.1インチでいうところの1600x1000ピクセル相当、もしくは1707x1067ピクセル相当ってところです。
これがドットバイドット1920x1200ピクセルになったらそりゃ細かいわな。
ただ、ここで125%拡大とかするようならFUJITSU ARROWS Tab Q584/Hの方が画面が綺麗なわけでして、ドットバイドットで運用しないのであれば物書き用途としてはFUJITSU ARROWS Tab Q584/Hの方が優秀という判断に戻るかもしれません。
ここだけどうしようか、ちょっと悩みどころさん。
あ、そうだ、一応パフォーマンスについても触れておきましょうか。
機種 | Venue10 | Q584/H | WN892 |
---|---|---|---|
SoC | Atom x5-Z8500 4C4T 14nm CherryTrail | Atom Z3770 4C4T 22nm BayTrail | Atom x5-Z8300 4C4T 14nm CherryTrail |
Clock / TB | 1.44GHz / 2.24GHz | 1.46GHz / 2.39GHz | 1.44GHz / 1.84GHz |
RAM | 2GB x 2(DualChannel) | 2GB x 2(DualChannel) | 2GB (SingleChannel) |
Strage | eMMC 64GB | SSD? 64GB | eMMC 32GB |
WiFi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n | b/g/n |
機種 | Venue10 | Q584/H | WN892 |
---|---|---|---|
System | 5.2 | 4.7 | 4.3 |
Memory | 5.9 | 5.5 | 5.5 |
CPU | 8.1 | 7.9 | 7.5 |
Graphics | 5.2 | 4.7 | 4.3 |
Disk | 6.65 | 7.05 | 6.75 |
今回はWindows10 21H2で、時期が離れてしまっていますので単純比較はしてはいけないかもしれませんが一応。
メモリがLPDDR3 1600MHzのDual Channelとなっていることであらゆる指標が底上げされています。
CPUでもFUJITSU ARROWS Tab Q584/Hを超えられているところにも現れてますね。GeekBenchなどではVenueが下回るはずです。
Diskが思いの外奮わなかったのはもしかしたらOSのバックタスクが動いていたかもしれませんね。
Windows10いつ何時でもバックタスクを立ち上げてきやがるのでベンチ取るのはなかなか難しいです。
それにタスクが落ち着くまで数日掛かるケースもあるので、筆者がベンチを取った時期は早すぎたかもしれません。
でもまあ、CPUがx7-Z8700より劣るのは仕方ないとしてもトータルでBayTrailには勝っていることは明らかそうですので、これで消費電力も下がるんだから言うこと無しよね。