PERIPAD-501ⅡとPERIBOARD-326JPを組み合わせる台座をDIYしてタッチパッド精度調整
散々手間掛けた挙句裏切り続けられてなお弄り倒している『Bluetooth 3.0 Keyboard』をよそに、実は冷静に考えれば筆者の入力環境としては一番期待が持てるのは『PERIBOARD-326JP バックライト付き』と『PERIPAD-501 Ⅱ』の組み合わせだったりします。
しかしながら、『PERIPAD-501 Ⅱ』は筆者が購入した途端に販売終了扱いになってしまったようです。相変わらずな筆者。『Logicool K380BK』なんかも筆者が購入した途端に最新にブラッシュアップした「s」付きとか出てくるし。
筆者が買うとその製品が終わるの法則が発動し過ぎでリピートできません。(´・ω・`)
さて、組み合わせ的には最強でも、バラバラに単品を置いて使うだけだとやはり一体感が無いと言いますか、例えば大きさやサイズの合うパームレストと組み合わせて全体として完成された入力環境に昇華させたい、という思いも出てくるわけです。
というわけでやってみましたのがこちら。

ベースはA4クリップボード(ソフトカラー)、税込み110円です。
ダンボールっぽい色をしているのはMDF材で5mm厚のものを2枚重ねています。
パームレストの右側は『PERIPAD-501 Ⅱ』のケーブルが通せるように間を空けていますが、隙間が大きく見えるのはUSB-Aの端子が通るようにしたためです。これで結構ギリギリな感じ。
パームレストの上にはA4クリップボードの透明板をこちらも2枚重ねていますが、貼り付けを両面テープで行ったので両面テープがばっちり見えてしまっていますね。
正直、透明じゃない方が良かったかもしれません。
クリップボードは2mm厚ですので5x2+2x2で合計14mm厚(両面テープの厚さを除く)になっていますが、キーボード・タッチパッド共に高さ13mm程度ですので、パームレストの方が若干高くなってしまっています。
さてこちら、『PERIPAD-501 Ⅱ』はもうこれ固定で使うつもりで組んでいますが、キーボードの方は一応違うキーボードをセットすることも可能です。
しかしながら、他のキーボードでは高さが合わないため、薄いキーボードにする場合は嵩上げが必要になります。

こんな感じに。
なお、今のところクリップボードのクリップ部分を切り飛ばしておらず、さも『PERIPAD-501 Ⅱ』のケーブルホルダーの役割が出来ていて素敵やん?
と言いたげにしていますが、『PERIBOARD-326JP バックライト付き』以外のキーボードを置こうとするとこのクリップが邪魔になってキーボードのセンターとタッチパッドのセンターが揃いません。
上の画像でもキーボードが少し左にズレちゃってるんですが、これが右に寄せた限界です。
フットプリント的にもちょっとスペースを取ってしまっているので、もしかしたらここは切ってしまった方が良いかもしれません。
が、慌てて作業すると後になって別の事に気が付いて後悔するかもしれないので慌てないようにします。
事前に色々と検討を重ねていても、いざ実際に組み上げてみると、「こんなはずじゃなかった……」と思うこともあります。
今回は主に2点。
パームレスト、特に右側のパームレストはもう少し下にまで伸ばした方が良かったな、と思います。また、僅か1mm差とはいえ、キーボード面より高くなってしまったパームレストは高くし過ぎてしまったかもしれません。
もっとも、元々はプラ板の厚みを1.5mmと想定して設計して、実物が2mm厚だった、という誤差なのですが、うーん。
とりあえず、まずは右側のパームレストをどう改善していくかを探ってみます。

まずはタッチパッドとキーボードの方を置き場所をずらしてみます。
タッチパッドのケーブルとパームレストが干渉する都合上5mm程度しかずらせません。
もうちっと下までパームレストを伸ばしたい。

と、いうわけで、プラ板を1枚、下にずらしてみました。15mmくらいかな?
なぜ右側だけパームレストを下に拡大した方が良かったのかと言うと、タッチパッドを操作するときに手のひらが手前にズレてくるのですが、その接地点がパームレストから溢れてしまうのでそこで操作性の悪化を感じたからです。
ただし、これは下拡大をやり過ぎると、今度は普通にキーボードを打っているときに手首よりも腕側の部分がパームレストと干渉を起こしてキーボードが打ち難くなるので、あまりやり過ぎてもいけません。
また、左右方向、特にパームレスト右にどこまで延ばすか次第で下に拡大できる量も変わって来ます。キーボード打つときの腕がパームレストに対して斜めなので。別の言い方をすると右にも下にも拡大し過ぎても右下の角を適度に落とせばそれで問題無しになります。
で、まあ色々と再検討した結果、とりあえずこの下に15mmずらし、で当面は良いかなと思ったので。

ちょっと高過ぎに感じたのでプラ板を1枚に減らして、右側のプラ板を下方向に15mm程度ずらしました。
なんか、仕上がりが超絶汚くなったこともありますし、サイズの合ったプラ板を新たに切り出した方が良いのでしょうが、それでまた別の問題が発覚しないとも限らないので、当面これで様子を見ようと思います。
ベースがただのプラ板なので滑るので滑り止めを付けましょうね。

あと、写真は撮りませんでしたが、ここまでやってくると、若干キーボードのチルトアップ量が不足している気がしたのと、パームレスト面を下げたので今度はキーボード面が若干高くなってしまった、という兼ね合いもあって、キーボード下部のゴム足を剥がして両面テープでベースに軽く固定するようにしました。
これにより僅かですがチルトアップ量が嵩増しでき、またパームレスト面とキーボード面の揃いも良くなって、全体的な高さ感もプラ板2枚貼っていたときよりも随分と良くなりました。
ベースですでに2mm厚のプラ板使っちゃているから全体の高さがちょっと高くなり過ぎていたのよね。
タッチパッド精度調整
さて、筆者が購入した途端に終売になってしまった『PERIPAD-501 Ⅱ』ですが、タッチパッドの応答性は筆者が現在メインで使用しているIBM USB TravelKeyboard UltraNav付き SK-8845よりも良いと感じるのですが、実は分解能そのものはSK-8845に劣ります。
そのせいとは限りませんが、GUIで調整できる範疇では最大限に調整してもポインタの移動速度が遅いので、若干もたつく印象、しかし筆者の思いに付いて来ていないだけで反応が悪いわけではない、と相成っています。
というわけで、根本の移動速度そのものを調整してみようと思いました。
色々と調べてみますと、
xinput set-prop "HAILUCK CO.,LTD USB touchpad Touchpad" "Synaptics Move Speed" "1.000000" "1.750000" "0.108460" "0.000000"
これの3つ目の"0.108460"の数値を大きくすると基本的なポインタ移動のスピードが速くなります。
というか、ここで愚痴っておきたいのですが、このコマンド、ちゃんと実行できるようになるまで結構苦労しました。
だって、現在の設定値を見るコマンド「xinput list-props "HAILUCK CO.,LTD USB touchpad Touchpad"」を見てみると、
Synaptics Move Speed (309): 1.000000, 1.750000, 0.108460, 0.000000
って出るんですよ。
xinput set-prop "HAILUCK CO.,LTD USB touchpad Touchpad" "Synaptics Move Speed" "1.000000, 1.750000, 0.108460, 0.000000"
ってパラメータの書き方になると思うじゃないですか。
man page見ても全然説明無いし。
受け付けてくれる書式がはっきり書かれてなくて右往左往して、試行錯誤でようやく辿り着いたんですよ?
ただ、これは一過性のコマンドです。
これがちゃんと機能する、と分かったらそれなりの値で固定化するように設定を書きたいわけです。
すると今度は4つのパラメータをスペース区切りで書くもんだと思うじゃないですか。
それやったらデスクトップそのものが一切立ち上がらなくなりました。
まあ、直前にやった固定化が悪さしているんだろうな、というのは予想付きましたし、しかし、エラーの文言が一瞬だけ映って画面がブラックアウトして他のTTYに強制転移してしまってTTY7(GUI)へいくら移動しようとしても一切聞いてくれないので、エラーメッセージの確認にもちょっと手間取りました。
んでですね、結局ですね、固定化の方は/etc/X11/xorg.conf.d/99-libinput.confに。
Section "InputClass" Identifier "PeriPad" MatchDevicePath "/dev/input/event*" Driver "libinput" MatchProduct "HAILUCK CO.,LTD USB touchpad Touchpad" Option "Synaptics Move Speed" "1.000000, 1.750000, 0.375000, 0.000000" EndSection
パラメータを4つスペース区切りする書き方ではなくて1つの塊の中でカンマ区切りで書く方が正解だったんです。
しかも、例によってそんな説明書きはどこにも見当たらず。
なんだこの一貫性の無さ。
いや、もしかしてLinuxのCUIに精通している人からしたらこれが至極当たり前の仕様なんですかね? 筆者は素人なんで良く分がらねっす。
とはいえ、何度も言いますがこれでもWindowsよりかは遥かにマシなので筆者はXubuntu使い続けますけど。
あ、ちなみに0.375という値はちょっとやり過ぎた(速過ぎ)かもしれないので少し戻すかもしれません。
が、これで動きもっさり問題も解決できましたので、こちらの組み合わせでもほぼほぼ問題への対処は出来た感じかなと。
なんやかんや言ってトータルでは未だにSK-8845の一体感ある使い勝手が一番ではあるのですが、やはり使い込み過ぎているのでクリックボタンの反応がイマイチだったり、タッチパッドのスクロールの反応がイマイチになるときがたまにあったりするので、若干の不安要素はあるのですよな。
『PERIBOARD-326JP バックライト付き』にはバックライトという暗い部屋の味方が付いていたりもしますので、慣れ次第ではこちらに移行することも……考えているからこうして手間掛けているんだけどもな!
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