Xiaomi Smart Band 9
2024年11月購入。お値段、クーポンが複数製品に按分適用された状態で3,694円。
購入確定後すぐにXiaomi Smart Band 9 Activeが発売されて『どぎゃーん』ってなりましたが、比較的価格差が少なく上位機が入手出来たということでまぁ良しとしましょうか。
なお、クーポン適用とかの都合で合わせ買いをしているのですが、Band9が在庫僅少と急かして来ていたので少々慌てて余分な買い物をしてしまった感の無きにしも非ずなのですが、注文が確定して少し落ち着いてから再び確認したところ同じ製品が891円値上げされていたので、今回は慌てて正解だったみたいです。
そもそも筆者はあまり腕時計を好まない派でして、懐中時計をこよなく愛していた時期もあったのですが、携帯電話の所持をキッカケに時刻を確認する手間が懐中時計とほぼ変わらないため懐中時計は使用しなくなってしまいました。というか、多分似たような理由で入手困難に陥ってませんか?懐中時計って。
それでも今回購入してみたのは、健康管理の補助という目的があったからです。
通話なんてまずしないし、スポーツとかアクティブなことも全くしませんし、トラッキングとか不要ですし、そういう意味では全くスマートウォッチとか必要の無い人種です。
ただ、ここ最近体調が優れなくて、不調の種類もその原因も一つに特定出来るようなものではなく、複合的に現在の生活習慣に対して対策していかなければならないなあと思っている中で、自分の感覚だけを頼りにしたやり方だけでは自己誤診もあるかも知れないと思い、自分の感覚と機械による測定とのマッチングを計ってみたいと思って購入してみました。
なので、確認する項目は主に「睡眠」「心拍数」「血中酸素レベル」「ストレス」になります。
後、普段の生活でどれくらいの行動をするとどれくらいの歩数がカウントされるのか、という指針も得られました。(もっとも歩数計は100均でも入手できるので、そんなり有り難い機能とは思っていませんが)
消費カロリーとか高強度運動とかの指針は見るには見ますが、今のところはこれらの値をどうにかしたいとは思っていません。
ところで、そんなことを言っておきながら実はスマートウォッチと呼ばれる(?)類を購入するのは2度目です。
いや、1度目のモノはスマートウォッチと呼んではいけないお粗末な製品でした。
2019年05月購入の『XANES®G6 0.96 'IPSカラースクリーンIP67防水スマートウォッチ心拍数血圧酸素モニタースポーツフィットネススマートブレスレット』お値段1,196円
血圧測定(笑)が出来るとか凄えじゃん、って騙されて購入してみた製品です。
もちろんスマートウォッチのセンサーごときで血圧を測定するのは至難の業でして、1,000円ちょっとの時計に搭載できるようなシロモノではありません。
ビカビカ光ってさも『測定してますよ〜』って雰囲気を醸し出しながら、待たせた挙句ランダム値を表示するだけの詐欺商品です。
当然当時も紛い物であることも想定したうえで、一応腕時計としては使えるのだろうし、1,200円程度なら傷も浅くて済むだろう、と思いました。
が、この製品はタッチディスプレイではなくて、ディスプレイ下にある近接センサーのスリットを塞いで画面表示させるのですが、これの反応が悪く、時計表示をスムーズに行うことすら困難です。
反応しなくて指を押さえ続けてるうちにいきなり長押し判定になってしまったりもします。
また、ただの近接センサーでしか無いため、タップと長押ししか指示が出来ず、戻ることが出来ません。
なので見たい画面を通り過ぎてしまうともう一巡するまでタップし続けなければなりません。
その画面の機能を使用したいときには長押しする必要があるのですが、長押し判定されるまでに5秒近く待たされるため、例えばStopWatchを使用したいとしますと、
メインの時計画面からその他の画面にするまで7回タップして送り、そこで長押ししてその他機能画面に入りさらにもう1回タップしてStopWatchのタイトル画面に到達したら長押ししてようやくStopWatchの機能が使えるようになります。
タップするたびに時間が加算されたり停止したりするだけでゼロリセットは出来ません。長押しするとStopWatchの機能から抜け出てStopWatchのタイトル画面に戻れますのでそれでようやくリセットできます。
はい、ここまでで一体何分の時間を無駄にするでしょうか?
どこがスマートなんだこの野郎!って一発でぶん投げて捨てるレベルで不便です。
時計のズレも酷くて、常時スマホと連携させておかないとどんどん時刻がズレていきますので、例え1日でも時刻修正していなかったらもうこの時計の時刻は信用できません。
んで持ってバッテリーの持ちも貧弱。
充電するのにいちいちバンドと本体を切り離さないとUSB-TypeAに挿す充電端子が顕れません。バントの付け離しは硬くゴリ押しです。
さらに充電端子の接触が悪く、何回も挿し替えてようやく充電中表示が出たと思って手を離したら、そのときのズレでまた接触が切れるとか頻繁に発生して充電すらままなりません。
何から何まで従来の腕時計よりも良いって点が皆無という清々しいまでのクソっぷりでどうにも使いようが無く、しばらく放っておいたら過放電でバッテリーがさらに劣化。救いようがありません。
あのこれ同じページに書くなって話ですけど、これはXiaomiじゃないブツの方の話ですからね。
というような最悪なスマートウォッチデビューを果たしているだけに、今回のXiaomi Smart Band 9。猛烈にまともに使えるスマートウォッチでして、そういう意味では感動……感動?いや感動と言うほどでもないか。ホッとしています。
スマホも持っているような状況で時刻を確認しようと思ったときに、スマホではなくXiaomi Smart Band 9の方を見ようと操作するくらいですので、間違いなく時計としてまともです。
些細な差ではあるのですが、スマホの時刻表示よりも素早く表示してくれるので、時刻確認の手間が明らかに減っています。
まあ、とはいえ、時刻を常時表示させているわけでもなく、スマートウォッチを上に向ける度に画面表示させるという設定にもしておらず、タップしてはじめて時刻表示をするという一番バッテリーが持つ設定にしているためワンモアアクションが必要で、そういう意味では単機能の腕時計にも劣るのですが、反面、夜など腕時計ではライト点灯スイッチを押しても見にくいみたいな状況ではいつでも見やすい表示のスマートウォッチの方が素早く時刻確認出来るようになるわけですので、ここは引き分け扱いでしょうか。
時刻確認については最もバッテリーが持つ設定にしていますが、筆者の目的が健康状態のセンシングですので、センシング周りの設定はバッテリーをケチらず頻繁に監視するように設定しています。
なので、製品が謳っている18日間までは持ちそうも無いのですが、かと言ってそんな頻繁に充電する必要も無いので、気が向いたときにちょろっと充電すればそんなに時間も掛からずそれなりに充電出来ますのでバッテリー周りでストレスを感じることも今のところありません。
問題があるとすれば、これはもうどうしようもないことではあるのですが、風呂入るとき以外はほぼずっと腕に付けているので、流石に汗が溜まり易いということ。
購入が11月ですので、夏場にどうなるかはまだ未経験ではあるのですが、ちょっと心配ですね。
今のところ汗疹とかそういうトラブルはありません。
ただ、元々筆者が腕時計をそんなに好きでも無い、というか身に付けておくのが嫌派なので、何せ寝るときにパンツのゴムが鬱陶しくて下半身全裸で寝ていたりしますので、腕時計も鬱陶しくて外したくなるときがあります。
今まで、寝ているときにどうしても我慢出来なくて右腕に付け替えたというのが1回。付け替えるのも面倒で外して寝てしまったのが1回あります。
いずれも就寝中の出来事でわざわざ不快感を覚えて付け替えたり外したりしてから再び寝入ったので、そういう意味ではスマートウォッチそのものが安眠妨害しているとも言えなくもないのが痛し痒しです。
肝心の測定数値ですが、今のところ、特に何かピンと来るものは正直無いかなぁ。
ぶっちゃけ睡眠スコアが良ければその1日が好調に過ごせている、とかそんなん関係無いというか関連性が見い出せないです。
血中酸素レベルもちょいちょい90%まで落ちるときがあるのですが、測定誤差?って気もしますし、これが無い日が調子良いのかというと特にそんなことも無いので、今はまだ様子見レベルです。
まあ、今までは『何にもする気になれない』みたいな日が実は『体調不良に陥ってた』、なんてことが後日元気を取り戻してから発覚するなんていう感じだったのですが、それが当日そのときにそれとなく判明できるようになるともう少しQoLが向上すると思うし、対処もし易くなるかと思うので、そうなるための一助になってくれると有り難いのですが、はてさて?