snap大嫌い
やっぱsnap嫌いだわ。
もちろん、筆者がやらかしたのが直接原因ですので自業自得ですし自己責任なのですが、1年半分のメールデータを損失しました。
これはThunderbirdが勝手にsnapに移行していた期間と同じです。つまり、snapでThunderbirdを実行していた期間のメールデータを退避せずにpurgeしてしまいました。
なぜそんなことになったのかというと、Xubuntu25.10へのupgradeを機にメールのリンクをクリックするとFirefox-ESRの新規ウィンドウが開くがURLが反映されず表示内容無しのウィンドウが開くだけという動作になってしまっていて、それの対処をしている間にデータを紛失したという形になります。
結果論から言えば、データ紛失した後にXubuntuのデフォルトアプリケーションの設定が勝手にFirefox-ESRからFirefoxに切り替えられていたことが判明したのですが、筆者はここをFirefox-ESRに設定していたので勝手に変えられたとは気付かず、Thunderbirdのせいかと疑ってかかりました。
そこで、やっぱsnapのmozillaはバグが多くて嫌いだわと思ってaptのmozillaに戻そうと思ってゴニョゴニョしててメールデータを消してしまったというわけなのですが、そもそもFirefox-ESRとFirefoxが両方入っているというのも何で? って話なんですよね。
これはここ最近では特に困った症状というのは起きていなかったのですが、一時期Firefoxがバグだらけバージョンを連発していた時期があって、そのときに勝手にsnap移行とかもやっていて、本当にこの頃はFirefoxを止めたくて他のブラウザを散々インストールして試したりしたんですけど、結局Firefoxから離れられないのはFirefoxにしか無い機能とFirefoxでしか提供されていない拡張機能に筆者は頼っていて、それが他のブラウザではどうしても我慢してでも使おうという気にもなれなかった、という実態があります。
んで、Firefoxがバグ連発していたときにaptで管理されたFirefox-ESRに逃げたんですが、その後Mozillaさんは最新のFirefoxでは正常だがFirefox-ESRでバグ持ちバージョンリリースという難儀なことをやってのけました。
これのせいで一時はaptのFirefox-ESRに逃げていた筆者は結局snapのFirefoxをインストールするハメになって、ESRの動きが良ければESRを使い続けてESRがバグで使えないときはsnapのFirefoxに逃げるという動きを余儀なくされました。
その結果、筆者の環境ではaptのFirefox-ESRとsnapのFirefoxが同居してたのですが、今回Xubuntu25.04→25.10のupgradeにてデフォルトアプリケーションの設定を勝手にFirefox-ESRからsnapのfirefoxに切り替えられてしまい、しかし、デフォルトブラウザはFirefox-ESRのままですしThunderbird上でメールのリンクをクリックして開くのはFirefox-ESRのウィンドウですし、しかしURLが反映されずに空の画面という不可解な動きになってしまったのです。
そんな原因だったとは知らなかった当時の筆者はやっぱsnap嫌いと思いながらThunderbirdをsnapからapt管理のものへと変更する作業をしていました。そのときsnapでThunderbirdをpurgeしてしまったのでメールデータがごそっと消え、aptの方がpurgeされていなかったので1年半前のsnapに勝手に移行された直前の状態が復元された、というわけでした。
これも筆者はメールの内容的にいつもとあんまり変わった感じではなかったのでメールの送信日付が勝手に変わってしまったとか思って色々と調べていたのですが、よくよく見たらここ最近のメールデータがすっぽり無くなっているだけだった、とこういう落ちです。
しかも、メールサーバーによっては過去のデータをある程度保持していて復元してくれていたりしたので、アカウントによって最近のデータが残っていたり消えていたりという不可解な状況に陥ってなんだこりゃ状態でした。
結局どうあがいてもsnapをpurgeしてしまっているので、データ復旧は無理、お手上げです。
もちろん筆者の作業が悪いのでしょうが、勝手なsnap移行、バグ持ちバージョン連発、勝手な設定変更のコンボで惑わされた結果でもあり、そもそもsnapなんか無ければaptへ戻す作業とか諸々する必要すら無かったはずですので、数年掛けて今回のデータ損失への足固めをされてきた印象も否めません。
snapの存在意義とか言わんとすることは分からんでもないのですが、このsnap周りの挙動に関してはWindowsと同じ劣悪さを感じます。強制してくるくせにバグ持ち。本当この辺の挙動大嫌い。
今は簡単にメインPCの環境を更新するのは難しいので我慢するしかないのですが、やっぱりsnapの無いディストリビューションへの移行を考えちゃうよなぁ。というか、もう何度も何度も検討しているんですけど。
ただ、本当にいろんなところで際っきわにカスタマイズしちゃっているので、ただXFCEが動きさえすれば良いとも言い切れないところが非常に難しい。
firefox問題もそうでしたが、基本筆者はWQHD2560x1440の画面内に極力隙間無く9pt(12pixel)のフォントをぎっちり表示させて一覧表示性を最大限に高めていまして、そんな設定を詰められる環境というのはなかなか得られないんですね。
マジでこの辺りはXubuntuというかXubuntuに移行してくる前のUbuntuStudioとの出会いが神掛かっていたに他ならないのですが、今さらこの表示環境を諦めたくはないので、そのためのXubuntuでありXFCEとFirefox-ESRなので、これが再現できないなら例えXFCEでも移行したくない。
ので、現状snapを我慢してXubuntuに留まっているのですが、やっぱsnap嫌い、本当嫌い。せめて、バグ全部潰してから移行して欲しい。というか移行したときは良くてもその後にバグ多発させるの本当に止めて欲しい。
他のディストリビューションでXFCE選択しても今の筆者の環境とは程遠くて、同じ表示環境を再現出来る気がしないのよね。
原理上はXFCEなら出来るはずなんだろうけども。
細かいパッケージの有無の差で出来ない可能性も否定出来ないし……。
2025-11-08追記:
驚愕の事実が判明しました。というか、ようやくバグの本体を見つけました。
Xubuntu25.10上のFirefox-ESR 140.4.0esr (64 ビット)のブラウザの設定で「規定のブラウザー」にすると他のアプリ等からのリンククリックで上記のような新しいウィンドウが空で開いてURL反映がされないという現象が再現しました。しかもブラウザの設定では新たなタブを開くように設定しているにもかかわらずです。
これを修正するためにはXubuntuの方の設定でブラウザのデフォルトアプリケーションを今選択していない方の(なぜかFirefox-ESRが複数選択肢にあります)Firefox-ESRにします。すると正常にリンクが開けるようにはなるのですが、そうすると今度はFirefox-ESRブラウザの方が「規定のブラウザー」になっていないと怒り出しますので、規定ブラウザチェックをしないように設定変更する必要があります。
つまり、Firefox-ESRのバグというかXubuntu25.04→25.10のアップグレードでFirefox-ESRの設定が上手く更新出来ずに設定が2重に存在するような状態になっている、というのがバグの根源でした。Firefoxが悪いのかXubuntuが悪いのかまでは分かりません。
まあ、それでもsnap嫌いだし、snapの無いディストリビューションへ移行してえわ。なんかそろそろUbuntu系もう良いかもって気がしてきた……。
でも、WebServerがArmbianしか選択肢ないからDEB系からオサラバってわけにも行かないし、あんまり環境とっ散らかるのも脳リソース的にシンドイのよなぁ。