Xiaomi POCO M7 Pro 5G
2025年11月購入。価格はもうちょっと後で。
まぁ正直、買うんだったらもっと前にベターなタイミングがあっただろ、と言われると何も言い返せない……。
なぜ今頃になってコレなのか。
過去には確か\23,800くらいで買えた時期もあった。
未使用品で良ければCMFPhone1が\22,800+送料くらいで買えた時期もあった。
Redmi Note 14 Pro 5Gの8GB/256GBが\29,800で買えたチャンスもあった。
逆に下を見渡せばRedmi 14Cの8GB/256GBが\13,800くらいで買えた時期もあった。
が、結果今どきになってコレなのである。
CMFPhoneは4nmのSoCを搭載して非常に魅力的だったのだが、発売時期がPOCO M7 Pro 5Gよりも古く、OSメジャーアップデートの機会の少なさに不安があった。
筆者はAndroidでアプリを開発して公開している都合上、出来るだけ多くのAndroidOSバージョンを満遍なく所持していたい。
というのも、筆者が公開しているアプリはエミュレーターによる確認が出来ないため、どうしても実機が必要になるためである。
これまで筆者が所持してきた最新のAndroidOSは14。『Xiaomi Redmi 12C』が当初Android12だったものが2回のメジャーアップデートを経て14になったものだ。
本来ならここにAndroid15を足すべきところだが、筆者は貧困最下層なので毎バージョン所持するのは難しく、できればAndroid15は飛ばして16を所持したいと思っていた。
Redmi 14CはAndroid16になるかどうか良く分からない。多分12Cが14までアップデートしたところから考えると期待は持てるのだか、しかし既にグローバルでは後継の15Cが発売されている。(日本は13Cが飛ばされていることから2年おきなのかもしれない)
某中華通販で15Cの8GB/256GBは現在のBlackFridaySaleでクーポン適用して15,000円余りで購入できるかもしれない。
ただ、SoCがRedmi12Cからほとんど進歩が無く、実はRedmi 14Cは今だと筆者の条件では8GB/256GBが\12,000余りで購入できそう(だった)のだ。
なら14C……でももしAndroid16が来てくれなかったら無駄買いになってしまう……。
そこで全てを妥協してのPOCO M7 Pro 5Gである。
こちらも発売されてからもうかなりの月日が経過して、恐らく来年の割と早い時期にM8が来そうでもある。
が、一応4回のメジャーアップグレードが予定されているということでスタートが14だから17まで期待が持てるし、なんなら16は確実に来そうなのだ。
今回一応\24,980から\3,000引きクーポンと、なぜかRedmi12Cを所持していた関係でmiポイントがいくらか使える状態になっていたため、結果\21,101で購入することが出来たのだ。
ちなみに、今まで合計12台のAndroidスマホを購入してきているが、最高値更新である。それまでは『goo (covia) g07 (グーマルナナ)』の\18,144だった。
筆者の所持する中ではほぼ最高性能のスマホとなる。
ほぼ、と言ったのはGPU性能に関してだけは中古で購入した『Sony Xperia XZ2 SO-03K』の方が理論性能値で3倍くらい処理能力があるためだ。
が、流石かつてのFlagshipだったSnapdragon845とはいえ、CPUのCortex-A75を2.8GHzでぶん回してもPOCO M7 Pro 5GのCortex-A78 2.5GHzには全く叶わない。
そもそもプロセスルールがSamsungの10nmからTSMCの6nmで流石に登場時期が7年も違うとミドルロークラスでも7年前のハイエンドに勝ててしまう。
なお、6nmというのは筆者が所持する中では最先端で、PCのCPUであるRyzen 5 5600Gの7nmが今までの最先端だった。
そういう意味ではもう\9,000弱積み上げて4nmのSoCを搭載するRedmi Note 14 Pro 5Gとか\13,000積み上げてPOCO X7 Proとかいう選択肢も魅力的に見えてくるのだか、これらのクラスになるとmicroSDカードが使えなかったり3.5mmイヤホンジャックが付いていなかったりするのとSoCの能力的にできれば8GB/256GBではなくて12GB/512GBにしたくなる。
そうなると価格差が跳ね上がって躊躇する領域になる。
また、POCO M7 Pro 5Gは意外にもカメラもそこそこ頑張っていて仕様上はPOCO X7 Proと大差無い。Redmi Note 14 Pro 5Gとは結構な差があるが。
デュアルスピーカー搭載というのもこの価格帯にしては頑張っている方で、とか色々言う前にまず6nmのSoCと8GBのRAMを搭載しているスマホではぶっちぎりの最安値な上に割とスペック頑張っているのであんまり文句言えない。
Redmi12Cより縦横高さ全てが僅かに小さくなって軽くなり、バッテリーは僅かだが容量増加。microSD挿せるしデュアルスピーカーだしカメラもRedmi12Cより高性能だしRAMは3GB→8GB、ROMは64GB→256GBしかもeMMC5.1→UFS2.2なので恐らく速さが全然違う。
とこれだけ差があるので、これはもう割と局所最適解と納得出来てしまう、あ、そうだ画面がAMOLEDで解像度も2400x1080とディスプレイも筆者が所持する中ではほぼ最高峰になりますわ。実は解像度だけなら『LeTV LeEco Le Max 2 X821』の2560x1440というバケモノがありますが。正直、解像度は1600x720でも良いかなあとは思うのですが何せ解像度が上がるということはGPU負担が増えるということなので、単純計算で縦横それぞれ1.5倍の解像度を持つとGPUの負担は2.25倍になるので……ってそこもまあ6nmSoCパワーで、といってもPOCO M7 Pro 5GのGPUは6nmSoCでは最弱に近い部類なのですがそれでも12nmなRedmi12Cに搭載のHelioG85よりは2.5倍の理論性能ということで、まあまあ納得の範囲。
それで\21,101だったら今のご時世文句言えないわなぁ、と。
本来ならXiaomiのOSには納得行かない動きをするところもままあるのでできれば他のメーカーをとも思っていたのだけれど、Redmi12Cでもハードの出来は申し分無かったし、貧乏人が1ランク高バランスな製品を手に出来るという点では他メーカーと大分差が付いているので今回は(も)Xiaomiでガマン。
開発者に優しくない仕様さえ改めてくれれば正直ずっとXiaomiでも良いと思うくらいではあるのだけれど、異様に開発者に厳しいんだよなあ。そこが最大の不満点。
開発者の設定をオンにするためにはいくつもの確認項目をそれぞれ5秒〜10秒待たされたうえでオンにしなくてはならず、さらになぜかSIMカードを入れろと言われる。これが最大の不満点であり疑問点でもある。なぜにSIMを入れなければならないのか?
また、まだ未確認であるし本当にこの現象は勘弁して欲しいのだかRedmi12Cではしばらくするとこの開発者向けの設定が通知暴走を起こして設定でオフにしないと毎秒通知がぼこぼこ出てくるようになるのだ。もちろん通知オフに出来ない。
これのせいで、通知をオフるために開発者設定を一旦オフにせざるを得なくなり、すると再度オンにするのに設定だけで数分ロスさせられ、挙げ句またSIMカードの挿入を要求されるのである。ここが本当に酷い。
本来ならここの動きが最高に嫌だったので、ずっとXiaomiを選択肢から外して考えていた時期もある。
なのに、結局Xiaomiというのがなんだかんだ言って貧乏のせい、というか本当にハードウェアと価格についてはここのメーカーが一番お得になってしまうので、うーん、開発者向けの設定の動きだけでもせめてなんとかならんものだろうか……。せめて訳分からんSIMカード要求を止めて欲しい。筆者SIMカードなんてそんな持ってないんよ。
来ました

上でグチグチ愚痴を言っていたわけなんですが、ずっと買い時を逃して今決断した理由の一つはやっぱりAIバブルによるIT関連部品の枯渇、暴騰もあるんですよね。
これ仮に今からそう遠くない時期にバブルが弾けたとしても恐らく2026年のスマホはどっかしらケチられたものになる可能性が高い、と筆者は踏んでいるんですね。
こうやって開封してみると、POCO M7 Pro 5Gは廉価品であるにも関わらず、豪華な付属品で溢れています。
ぶっちゃけ、\21,101の支払いで6nmのSoC、8GBのRAM、256GBのROM、microSD対応、AMOLED、3.5mmイヤホンジャック付き、5000万画素手ブレ補正付きf1.5のカメラ、赤外線、デュアルスピーカー、45Wの急速充電器とケーブル、保護ケース、トレイピンとここまで揃い踏みしているスマホなんて多分2026年は無いですよ。
いつもであれば例えば4nmに進化してくれるかもしれない、とか期待を持って待ったりしますが、2026年に限って言えば例えばPOCO M7 Pro 5GはSOCにDimensity7025-Ultraを搭載していますが、これが6300とかに落とされる危険すらあるのです。6300は6nmではありますがA78からA76にコアが弱体化しますしGPUも半減に近く弱体化しますのでHelioG99辺りと近いところまで性能が落ちてしまいます。
付属品も既に減らされている傾向がありますので、例えば普通の充電器でしたらもうたくさん付属品で所持している状態なので無くなっても構いませんが、今回みたいな45Wの急速充電器なんて筆者は全く持っていませんので、……まぁ1つ所持するようになったので今後は無くても困りませんが、いずれにせよ、いろんなところが削ぎ落とされる可能性が高いので、これほどまでのてんこ盛りスマホは恐らく今が一つのピーク、局所最適解であると判断せざるを得なかったんですよね。

写真で見るより実機はシックで良い感じ。
ハダカで使いたいなとも思ったんですけど、よくよく見ると、このIMEIが記載されているシールに「このシールはこのまま貼っとけ」みたいな文言が書かれていることに気付きましたので、えーシール貼ったままハダカで使うのってどうなんだろう? って逆にね、考えちゃいますね。

実機持ったときの第一印象が「思ったよりも重い」だったので重量を測ってみたんですけど約194.0g。
仕様上は190gですので4gほど重いですね。
まだカード類は一切挿入していません。

ケースを含めると約215.1gに増加。
まぁ、今持ち歩いているSony Xperia XZ2 SO-03Kがケース込みで約255gもあるので、そこからしたら全然軽くなるんですけどね。
画面は大きくなるし、解像度も横は同じだけど縦に延びるし、RAM倍ROM4倍だしでほぼほぼ良いことしかない。
唯一4Gのバンド21に対応していない影響があるのかどうかだけが心配事項ですが、逆にこっちは5G対応しているしなぁ。
ただ、筆者は都会人ではないので実質5Gが使われる範疇に居ないかもしれない。

ついでにRedmi 12Cも測ってみましたが、こちら約193.4gということでほぼほぼ同じ重量ですね。
ただし、こちらはSIMカードが入っている状態でして、カタログ値では192gでしたので、なんだろ、POCO M7 Pro 5Gはカタログ値より実測で4gも重くてRedmi 12Cと逆転しているというのは、こっそり内部仕様がチェンジされているんでしょうかね?
個体による誤差にしてはちょっと4gは大きい気がしますので。
改良の方向によるものだと良いんですけどね。

並べて比べてみましたよ。
左はRedmi 12C。右がPOCO M7 Pro 5Gです。

実は縦も横も高さもPOCO M7 Pro 5Gの方が小さいのです。

とはいえ、POCO M7 Pro 5Gの解像度は2400x1080と極一般的なもの。
Redmi 12Cの縦横比がより縦長になっているんですよね。
まだまだこれからアップデートとかチューニングとかあるので使用感がどうとか細かいことは言えないのですが、他の所持しているスマホが最大でもRAM4GBですので、一番いろんなものを詰め込んで動かしてもなんとかなるのが今回購入のPOCO M7 Pro 5Gになることは間違い無いため、これを今後のメインスマホとして使用していくことはよっぽどのことが無い限り確定です。
『Xiaomi Redmi 12C』のときはRAM 3GBでもなんとかなるとか豪語していたのですが、筆者の感覚がAndroid7.0辺りで止まっていたためOSの肥大化の影響を正しく考慮に含めることが出来ていませんでした。
結果としてAndroid14でRAM 3GBは窮屈この上なく、重いアプリなんかでは同じアプリ中でアクティビティをちょっと跨いだだげでまともに動かずにKillされてしまったりとか結構ちゃんと動かすのに苦労しましたので、筆者は認識を改めまして、というかPCの世界でもそうなんですがもうRAM 4GBでも不足、なんですね、PCもスマホも。
スマホはまだ基本一つのアプリを全画面表示にして使うスタイルであるため、PCよりはRAMの使用量が少なめに遷移するのかと思っていたのですが、裏で動いているサービスが重いんでしょうかね。データ取りまくってますからね。でもそこはPCも一緒か。
いずれにせよ、筆者のメインスマホは当面コレになり、他のスマホは動作確認用だったり特定用途に限定したりといった扱いになるでしょう。